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講義紹介 「R-Me」

DoLA / パテ

2022.09.12


岐阜県多治見市にある「C-POWER WorkingSupport ドーラ」は身体、知的、精神などの
何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を目指して取り組む就労移行支援事業所です。
ドーラ(DOLA)とは、「Design Of Life Academy」の頭文字をとって名付けた事業所で、障害のある方が自分自身のこれからの人生と向き合い、生きるために何を学び、
社会の中でどう自立して生きていくかを考え「自分の人生設計をしていく場」です。
一人ひとりが希望する働き方を一緒に考え、働くために必要な訓練を「共通課題」
「個別課題」「自由課題」に分かれて行います。
希望する働き方や実現までの道のりは、一人ひとり違います。
それぞれのプランに合わせて、必要なことを訓練していきます。
電話応対やパソコン訓練、コミュニケーション能力など、社会に出るために必要な力を
ビジネス基礎としてカリキュラムに準備しています。
一人ひとりの「こんなふうに働きたい」を考え、そのためには何が必要か、今の自分を知り、環境を知り、自分の役割を知ることができるように、毎日の訓練を大切にしています。

ドーラの講義をご紹介いたします。


【R-Me(アールミー)】

R-Me(アールミー)のRはRULE(ルール)のことです。ルールとは、人々が安心・安全に暮らすために、また、物事がスムーズに進むように守らなければいけない決まりのことです。

R-Me(アールミー)のMはMANNER(マナー)のことです。マナーとは、社会的にその場にふさわしい行動をとること、行儀作法のことです。

R-Me(アールミー)のEはETIQUETTE(エチケット)のことです。エチケットとは、人に迷惑をかけない、人を思いやる行為のこと、礼儀のことです。

社会ルールやマナー・エチケットが守れるMe(私)になれるように、また、ルールがなくてもマナーやエチケットを考えて動ける人になれるよう、ドーラではこの3つを学ぶ時間を
「R‐Me(アールミー)」とよんでいます。

今回は、日本の食卓のルール・マナー・エチケットについて学びました。


和食の作法

 「箸づかいを見れば育ちがわかる」とまで言われるテーブルマナー。無形文化財にも登録された和食には、正しい食べ方の作法があります。知らず知らずのうちに恥ずかしい思いをしてしまうことがあるかもしれません。正しい作法を身に付けて自信をもって食事ができるようになりましょう。お茶碗やお椀を手に持たず食べることは、日本の食事においては不作法とされています。和食の席では、料理上の空間を妨げないのが礼儀です。箸でさえ器の上に放置してはいけません。また、自分の膳の上を手で覆うような行為もいただけません。右にあるものは右手で、左にあるものは左手で取ります。この反対の動きは【袖越し】と言ってよくありません。また、人様の前で楊枝を使うのは控えた方が無難です。理由は簡単。見ていて気持ちの良い仕草ではないからです。仕方なく楊枝を使う場合は口元を隠してからにします。しかし目上の方ばかりの堅い席なら、口実を作って中座した方がよいでしょう

お箸の正しい持ち方

 マナー云々の前に、お箸は正しく持てていますか? 大人になっても正しく持てていないようでは、公の場に出た際恥ずかしいものです。お箸を持つ位置は真ん中より少し上辺りがバランスよく美しく見えます。下の箸を薬指と小指、上の箸を残り3本の指で支えます。動かすのは上の箸だけです。交差したり、握って持つなどはNGです。お箸の持ち方の練習をしてみましょう。

お箸の取り上げ方

 お箸の取り上げ方にも正しい作法があります。基本は「三手」。右・左・右の3ステップで取り上げます。

1) 右手で箸の中央辺りを上からつまんで持ち上げる。
2) 左手を下から添えて、右手を右端に滑らすように移動する。
3) 箸から滑らすように右手を下に添え、正しい位置で持つ。

置く時はこの逆になります。きちんと持てるかどうかシュミレーションしてみましょう。


片手でのお箸の取り上げ方

1) 箸を持つ手をお椀から外してお箸を取り上げる。
2) 器を持った手の人差し指と中指で箸を挟む。
3) 箸を持つ手を下手へ滑らすようにして回し、持ち直す。

割りばしの割方

 割り箸の割り方にもお作法があります。たかがお箸の割り方ですがキチンと覚えて、自然にできるようにしておきましょう。ポイントは割る場所と割る方向です。「膝の上で」「上下」に割りましょう。木くずを取るために箸同士をこすり合わせるのはお行儀よくありません。どうしても気になる場合は手で取りましょう。

汚していいのは箸先3㎝

 箸先をあまり汚さないように気を付けてみましょう。目安としては「箸先5分、長くて1寸」と言われます。1寸とは3cm。5分とはその半分です。一度意識して食事をしてみてください。案外難しものです。お味噌汁などを食べるとあっという間に1寸以上簡単に汚れます。そんなに汚れたということは、それだけ下品な食べ方になっているということです。上品に見えるように食べるには、食べ物を口に運ぶ量や、お箸の使い方ひとつひとつに気を配らなければならないということです。

お箸の休ませ方

 箸を休ませるという言葉も、普段はあまり使うことがありませんね。お箸を休ませる=「ちょっとポイっと置くこと」です。箸を少し手から離すとき普段どのようにしていますか? お茶碗の上にのせたり、お皿のふちに箸先を乗せたりしていませんか? もしかしてテーブルに直接置いていますか? これはいずれもNG…和食の席では箸置きが出されているので必ず箸置きに置きましょう。割り箸などで箸置きのない場合は、箸袋の上に置く、箸袋を折って箸置きとして使用しても構いません。折敷の場合は左のふちに箸先をかけます。食事が終わったら箸置きの上に置く、箸袋や四つ折りの懐紙で箸先を包みます。

してはいけない箸の使い方

 箸の使い方としていけないことを嫌い箸や忌み箸、禁じ箸と言います。特に年配の方からは嫌われるものです。それぞれ意味を持っていますが、見た目が良くないこと、不快感を与えることから不作法とされています。お箸を持つ動作の美しさもマナーということなのですね。日本人の美しさを求める姿に日本の良さが感じられます。

和食の食べ方の基本

 和食の盛り合わせ料理は、左側から右側にかけてだんだんと味が濃くなるように盛り付けられています。盛り付け方も、左側から食べやすいようにしてありますので、盛り合わせ料理が出された時には一番左から食べるようにしましょう。特定の物だけを集中的に食べないというのも大切なマナーの一つです。ご飯と汁物は交互に食べましょう。

汁物

 左手をお椀に添え、右手でふたを時計回りに回して開けます。ふたを斜めに傾け、裏側の水滴を椀に落とします。右にある椀は椀の右側に、左にある椀は椀の左側にふたの持つ部分を下にして置きます。塗りなどの高級な器のふたは重ねないように注意します。飲み方のポイントは、箸をお椀の中に入れ見えないようにすること。箸先は相手に向けない、手の甲より上に上げないのが鉄則です。汁は具を箸先で押さえながら飲みましょう。


ご飯

 ご飯をよそう時は山盛りにしないように。目安としてはおよそ7~8分目がベストです。ご飯の上におかずなどを乗せて受け皿代わりにしないように注意しましょう。おかわりをする時は、ご飯を全て食べ終えてからではなく、一口程残しておきます。←浸透率は微妙です…あらたまった席でのみ通用するのかもしれません。きれいに食べてからおかわりする方が気持ちが良いとの声もあります。

お刺身

 お刺身は、味が淡白なものから食べましょう。例えば、白身魚→貝類→赤身魚と食べるのがマナーです。板前が苦心して繊細に盛っているものを、いきなり崩すのは礼に欠けた行為です。わさびを少量刺身の中央に乗せて、折りたたむようにして反対側に醤油をつけて食べましょう。醤油を垂らさないように小皿を持ち上げておいた方が無難です。左手の手のひらを上に向け、汁などが垂れないように、口元の下にスタンバイして食べる事はありませんか? 一見上品なようにも見えますが、実は“手皿”と言ってNGなのです。
和食は基本的に、器を手に持っていただきますが、大皿や焼き魚やてんぷらなどが盛られている皿は置いたまま食べます。

焼き魚

 食べ方の基本は左側から。皮は残しても失礼ではありません。食べ終わって残った骨や皮などはお皿の端にひとまとめにして寄せておきましょう。尾頭付きの魚で注意したいのは、半身を食べるために裏返さないことです。半身を食べ終えたら中骨をお箸でつまみ上げ、頭と尾をつけたまま骨を剥がして皿の向こう側に置きます。 正しく箸を使って、毎日美味しく食べる生活をしたいですね。


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