岐阜県多治見市にある「C-POWER WorkingSupport ドーラ」は身体、知的、精神、発達
などの何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を目指して取り組む就労移行支援事業所
です。
ドーラ(DOLA)とは、「Design Of Life Academy」の頭文字をとって名付けた事業所で、障害のある方が自分自身のこれからの人生と向き合い、生きるために何を学び、社会の中で
どう自立して生きていくかを考え、「自分の人生設計をしていく場」です。
一人ひとりが希望する働き方を一緒に考え、・共通課題・個別課題・自由課題に取り組み
ます。
希望する働き方や、実現までの道のりは、一人ひとり違います。
それぞれに合わせたプランに沿って、必要なことを訓練していきます。
訓練生の「こんなふうに働きたい」を考え、そのためには何が必要か、今の自分を知り、
環境を知り、自分の役割を知ることができるように毎日の訓練を大切にしています。
就労移行支援事業所「C-POWER WorkingSupportドーラ」の講義をご紹介いたします。
【マインドマップ】
マインドマップとは、頭の働きを活性化してくれるノート法です。
イギリス人教育者のトニー・ブザン (Tony Buzan)が、40年以上前に考案し、世界中で使われるようになりました。
日本でもここ10年、マインドマップに関する書籍が多数出版されており、ビジネスパーソンや教育関係者を中心に注目を集めています。
マインドマップは、このように様々な方向に広がる私たちの「連想」、つまり自然な
思考プロセスを、そのままノートの上に反映したノート法です。
マインドマップを使うことで、頭の中で起きていることが「見える化」されるため、考えることがラクになるのです。
次の絵は何が描かれていると思いますか?
私たちの脳は1つの視点でしか同時に認知できないようになっています。
例えば、遠足の日。
雨が降って中止になってしまいました。
この「遠足が雨で中止になった」というのは事実です。
しかし「残念」と思う人と「良かった」と思う人がいるのです。
どちらの考えであっても間違いではなく、そう思ったというこれも事実。
皆さんだったら「残念」と思うか「良かった」と思うかどちらでしょう。
これは思考のクセでもあります。
今回はこの思考のクセを知り、自分の短所をリフレーミングしていくマインドマップです。
手書きでマインドマップを作成する方もいますし、パソコンを使って作成する方も
いらっしゃいます。
どちらでもやりやすい方法で作成していきます。
例えば、コップに半分入っている水があります。
フレームAの視点では「半分しか入っていない」と考えます。
フレームBの視点では「半分も入っている」と考えます。
物事(コップに水が半分入っているという事実)をどう見るかです。
物事を見る枠組み(フレーム)を変えて、別の枠組みで見直す(リフレームする)ことです。
もっといろんな視点で物事を見て行ったら、自分の捉え方に柔軟性が生まれて、気持ちが楽になるのではないでしょうか。
自分の短所をリフレームして、自分の良いところを見つめていきましょう。