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読書のススメ

DoLA / パテ

2022.06.20


人にはそれぞれ、些細なことから大きなものまで様々な課題が存在します。
その課題を克服したり、目標を達成したりしながら、
より良い幸せな人生を求めて生きています。
そんな皆様へお勧めしたい本をご紹介いたします。

     「あなたはそこにいるだけで価値ある存在」      著者:樋野興夫氏

「仕事でもプライベートでもうまくいかない。病気にもなってしまった。八方塞がりでどうしようもない」という人は、自分の周りしか見えなくなっています。そういう時は空を見上げてみてください。天は誰の上にも同じように広がっています。

あなたが見上げた空は、雲一つない青空かもしれません。雲がかかっているかもしれません。雨が降っていることもあるでしょう。八方塞がりは、雨でずぶ濡れの状態と同じだと感じるかもしれません。
でも、その雨は誰の上にも平等に降っています。傘をさすか、家の中に入るか、ずぶ濡れになるかは、あなた次第です。

新渡戸稲造は「生きる望みを失った時、心を落ち着けて、天を仰ぎ、心に念ずれば、どことなく慰めてくれる風が吹いてくる」と書いています。
空を見上げると、広い宇宙で人間はとても小さい存在であることに気づき、悩みも小さく感じられるようになります。悩みでがんじがらめになっていた心に隙間ができて、問題解決の糸口が見つかりやすくなります。

また「天にゆだねる」という考え方もあります。やれるだけのことをやったら、あとは天に任せるということです。天に任せたら、細かいことは一喜一憂せず、結果は潔く受け止める覚悟が大切です。

日本人はもともと自然万物に神を見出してきました。太陽はお天道様、月はお月様と称し、崇めてきました。天にゆだねることも自然に行われてきました。
八方塞がりになったら謙虚な気持ちで空を見上げてください。天はいろいろなことを教えてくれます。

私たちは人生の中で、多くのものを与えられます。いいものも悪いものもあります。どれを選ぶかは自由意思です。良いものを与えられていても、それを選んでいない人はたくさんいます。
同様に、人生の役割を与えられていても、気づかず受け取っていないことがあります。
受け取っていても磨きをかけていない人もいます。

まずは与えられた役割に気づき、受け取ることです。受け取ったら、それに磨きをかけなければいけません。
そうしないと、せっかくのよい役割でも錆びついてしまいます。どんなに才能のあるスポーツ選手でも、練習を積まなければ一流になれませんね。

この世に生まれた役割を受け取り磨くには、日々勉強することです。
机に向かうばかりが勉強ではありません。私にとっての勉強は出会いです。
人に出会うこともいいし、本にであってもいい。どんな人にも出会いは与えられています。それを選ぶのも自由意思です。
また視野や意識を変えることも必要です。

私たちは表面に見えているものだけで、全体の良し悪しを判断してしまうことがあります。自分の狭い経験だけで、物事を決めつけてしまうこともあります。

新渡戸稲造は「それではいけない。見えないところに真実があるかもしれないと思いなさい」と教えています。「心で見なくちゃ、ものごとは良く見えないってことさ。肝心なことは目には見えないんだよ」と『星の王子様』のキツネも言っていましたね。

あなたの役割はどこにあるでしょう。
出会いの中でしょうか。
海の下や雲の陰でしょうか。
目に見えないところかもしれません。
ぜひ見つけて、磨いていただきたいと思います。

人生には「もしかすると、このときのため」と思える時があります。
仕事の転機だったり、人との出会いだったり、人生の危機だったり。
「このとき」は自分の役割を果たすときです。

それはいつ訪れるか誰にもわかりません。

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