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シパツウ - C-POWER通信

読書のススメ
「メモの魔力」

 

人にはそれぞれ、些細なことから大きなものまで様々な課題が存在します。

その課題を克服したり、目標を達成したりしながら、

より良い幸せな人生を求めて生きています。

そんな皆様へお勧めしたい本をご紹介いたします。

「メモの魔力」                       著者:前田 裕二氏

「どうしてそんなにメモを取るんですか?」

「そんなに書くことってありますか?」

「メモとっても見返さなくないですか?」

これらは、大袈裟ではなく、数日に1回のペースで必ず、僕が人から聞かれている質問です。

自分の中では至極当たり前のことでしたし、特に深く考えたことがなかったのですが、確かに、僕は、365日、とにかくおびただしい量のメモをとっています。朝起きて、夜寝るまで、いつでも、メモがとれる状態にあります。「ここまで来ると狂気だ」という人もいます。メモの狂気。

そう言われて、改めて自分自身に「なぜ?」を投げかけ、メモの意識を問うてみたのが、本書を書く筆を手にしたきっかけです。

 

映画やテレビ、ネットコンテンツなどで「ヒットしている」と騒がれるものがあるともうワクワクが止まらなくて「なんでこれはこんなに流行っているんだろう」とすぐに考えて、オリジナルのノートにメモしています。イベントや会食、ランチのときも、当然相手に了承を得つつも、気づいたことや、頭の中に思い浮かんだアイデアがあれば、全てメモします。

就職活動の時は、自己分析を深めるために内省メモを続け、自己流で作っていた「自己分析ノート」は最終的には30冊を超えました。起業のアイデアもノートに書き溜めて、そこで描いたビジネスモデルの数は100を超えました。

なぜ僕は、ここまで狂ったように「メモ」にこだわるのか。

それは、この「魔法の杖なんてない」と言われる世知辛い社会において、メモこそが自分の人生を大きく変革した「魔法の杖」であると直感しているからです。そして、今後も、その魔力で僕の人生を良い方向に導いてくれるだろう、という確信があるからです。

いったいどんな魔力のか、まず、メモをとると、あらゆる日常の出来事を片っ端からアイデアに変換できます。一見価値のなさそうな、普通の感覚では誰もがスルーしてしまう小さな事象でさえ、メモすることで、それはアイデアになる。メモの魔力は、日常をアイデアに変えるのです。

私もメモすることはとても大切だと考え実践しています。しかし、前田氏のメモに対する考え方には到底及びません。自分を知ることがとても大切な時代になっていきます。「自分を良く知って何かに熱中している人」こそ、多くの共感を集める人になっていくのでしょう。