岐阜県多治見市にある「C-POWER WorkingSupport ドーラ」は身体、知的、精神などの何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を目指して取り組む就労移行支援事業所です。
ドーラ(DOLA)とは、「Design Of Life Academy」の頭文字をとって名付けた事業所で、障害のある方が自分自身のこれからの人生と向き合い、生きるために何を学び、社会の中でどう自立して生きていくかを考え、「自分の人生設計をしていく場」です。
一人ひとりが希望する働き方を一緒に考え、それが実現できるように、必要な訓練を、共通課題・個別課題・自由課題に分かれておこないます。
希望する働き方や、実現までの道のりは、一人ひとり違います。
それぞれに合わせたプランに沿って、必要なことを訓練していきます。
電話応対やパソコン訓練、コミュニケーション能力など、社会に出るために必要な力をビジネス基礎としてカリキュラムに準備しています。
一人ひとりの「こんなふうに働きたい」を考え、そのためには何が必要か、今の自分を知り、環境を知り、自分の役割を知ることができるように、毎日の訓練を大切にしています。
就労移行支援事業所「C-POWER WorkingSupportドーラ」の講義をご紹介いたします。
【おとどけセミナー】
「おとどけセミナー」とは、多治見市役所の方が希望する場所に出向いて、市役所の仕事や私たちの生活で必要なこと、知りたい様々な内容をわかりやすく説明してくださる講座です。
今回は、そんな「おとどけセミナー」を活用させていただきながら、訓練生はもちろん、職員も一緒に学ぶ機会になりました。
講座のメニューもいろいろあります。
例
・多治見の歴史
・防災訓練
・消費者トラブルにあわないために
・生活のキホン!お金ってなぁーに?
・情報セキュリティと IT 機器との 上手な付き合い方
・多治見 DE 子育て
・ひとり親世帯を応援します!
・里親ってどんな制度?
・気楽に認知症予防
・経費削減と生産性向上 -第9次多治見市行政改革大綱
今回は、様々な講座の中から「消費者トラブルにあわないために」をテーマに学びました。
被害を防ぐ4つのポイント
- 「あいことば」を決めておきましょう
家族だけにしかわからない言葉を決めておくことが被害防止につながります。
家族の名前や生年月日は、個人情報を調べればわかってしまうので避けましょう。
- 「るすでん」にして怪しい電話には出ないようにしましょう
電話口で犯人と話してしまうと、相手のペースに乗せられやすくなります。在宅時であっても留守番電話に設定しておき、知らない人からの電話には出ないようにしましょう。
- 必要のないものは「きっぱり」断りましょう
必要がない場合は「いりません」と断りの意思を伝えましょう。一度被害に遭うと、別の業者に名簿が渡り、二次被害に遭うケースもあるので、きっぱりと断ることが重要です。
- 「188」に電話したら詐欺だとわかります
詐欺や悪質商法は、次々と巧妙な手口が出現しています。少しでもおかしいなと思ったり、判断に迷ったりすることがあれば、☎188(消費者ホットライン)へ相談しましょう。
高齢者を消費者トラブルから守るためには、家族や周囲の人の「声掛け」や「気づき」が大切です。
・こまめに連絡を取り合いましょう
・電話に関するルールを決めておきましょう
・普段から話しやすい関係を築きましょう
・ご近所にひと声かけておきましょう
悪質商法に騙されないための5か条
- 必要がなければ はっきり断る
- 上手い話は まず疑ってみる
- 訳もなく財産・家族構成を教えない
- 書面をよく読まずに署名したり印鑑を押さない
- まず 家族や公的機関に相談する
分かっていても、「まさか私がだまされるなんて・・・」という話を聴きます。
他人事ではなく、自分事として考えてみるといいですね。
まだまだ勉強になりそうな講座がたくさんあります。
皆さんも是非一緒に学んで、安心した生活をしていきましょう。
「おとどけセミナー」お問い合わせ先
くらし人権課くらしグループ
〒507-8703 多治見市日ノ出町2丁目15番地
電話:0572-22-1134(直通)または0572-22-1111(代表)
内線:1154・1155
ファクス:0572-25-7233
メール:kurashi-jinken@city.tajimi.lg.jp