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読書のススメ「あがらずに自信をもって話せるようになる本」

 人にはそれぞれ、些細なことから大きなものまで様々な課題が存在します。
その課題を克服したり、目標を達成したりしながら、より良い幸せな人生を求めて生きています。

そんな皆様へお勧めしたい本をご紹介していきます。 

「あがらずに自信をもって話せるようになる本」                               著者:鳥谷朝代 氏 

第一印象は見た目で決まる

身だしなみは無言の紹介状

人前で話す時は、服装に気を配ることも成功するための要素です。
「印象」と「話すこと」は関係ないことと思われがちですが、印象の良し悪しで相手に話を聞いてもらえるかどうかが決まってきます。
それを証明したのが、アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが唱えた「第一印象の法則」です。
人の印象は最初の5~7秒で決まってしまうといわれていますが、その人の何が印象に残るか、ということを示したものです。
その法則によると、1位が「見た目」で55%、2位が「声・話し方」で38%、3位が「話の内容」で7%となっています。
「見た目」でいちばん印象アップのポイントとなるのが服装です。
「見た目」には姿勢・お辞儀・笑顔・視線などもありますが、真っ先に目に入る服装がまず重要になります。
人前では、服装に気を配ることが成功の秘訣なのです。

逃げないで引き受ける

あがり症克服のためのメソッドの1つは、人前で話す機会に出合ったら、「逃げないで引き受ける」ことです。
「ピンチはチャンス」という言葉があるように、人前で話をする機会があったら、またとない練習のチャンスと思って進んで引き受けましょう。
ただ人前での場数をふめばいいというわけではありませんが、やはり場慣れは必要です。
「緊張」は非日常的なシチュエーションに対する自己防衛反応です。
一度話せるようになっても、時間があくと感覚が鈍ります。
少なくとも2週間に1回は、人前体験ができるといいですね。

見ている意識を持つ(見られていると思わない)

人は見られていると思うととても緊張してきます。
「評価されている」という受け身ではなく、むしろ自分が「評価する」という視点をもてるようになると強力な武器になります。
どんな姿勢で聞いているのか、聞き手をこちらから観察するようにすると緊張がほぐれます。

練習でできないことは、本番でもできない

すべての準備が整ったら、あとはリハーサルです。
リハーサルを行うということは、単純に原稿を流して読むということではなく、「限りなく本番と同じような状況」をつくり、入場から退場まですべてを含めた総合練習をおこなうということです。
多少手間だと感じても、本番に近い環境でリハーサルをすることで、今まで気づかなかった改善点を見つけることができますし、自信にもつながります。
一生のうちで人前で話す機会は1度はあると思います。大勢の前でなくても誰かに何かを伝えるという機会はありそうです。

姿勢・表情、呼吸、話し方、発声、生活習慣、メンタルなど、ポイントを押さえて準備することで、楽しく話せるようになりそうですね。
自分の思いを誰かに伝える「発信」するということは、誰にとっても大切なことです。
思いと同じことが相手に伝わるように話せるといいですね。