人にはそれぞれ、些細なことから大きなものまで様々な課題が存在します。
その課題を克服したり、目標を達成したりしながら、より良い幸せな人生を求めて
生きています。
そんな皆様へお勧めしたい本をご紹介していきます。
「なぜ、いいことを考えると『いいことが起こる』のか」 著者:和田秀樹 氏
人間の運・不運というのは、人生を決める大きな要因になります。
たしかに、世の中にはついている人とついていない人がいるし、自分のことをついていると思っている人もいれば、ついていないと思っている人もいます。
少しでもツキをもらうために、神頼みをしたり、いわゆる「あげまん」と言われる人と付き合おうと思ったりする人は後を絶ちません。
一方で、運や不運は非科学的なものとして、切って捨てる人もいます。
確率や統計の数字以上に、それどころか、それよりはるかに高い確率で、立て続けに
「いいことが起こる人」も立て続けに「悪いことが起こる人」もいることを知っています。
それは、意外にも科学的、医学的に解明されていることなのです。
人間というのは、ついていると思えば、行動が積極的になるし、人当たりも良くなるので
人間関係も良くなる。
ものごとや人のいい面が見られるようになるので、いい面に触れる機会が多くなる。
逆に自分はついていない、だめだと思うと、行動も消極的になるし、より悲観的な判断しか
できなくなる。
そして、ついつい相手に対してひがみっぽくなったり、すねたりするので、人の好意や助けを得ることも難しいし、人に嫌われる確率も高くなるというわけです。
つまり、ついていると思うか、ついていないと思うかで、「認知パターン」や
「行動パターン」が変わってしまい、好循環・悪循環のどちらかが起こりやすくなるのです。
神頼みをしたり、おみくじで大吉が出たりすると、気持ちの中に風が吹いて、何かいいことが起こりそうだなと思える間は、ほんとうに行動や言動が明るくなるので、実際にいいことが起こりやすいのです。
だとすれば、神頼みや占いもばかになりません。
「ピグマリオン効果」といって、期待が強い方が、言動がポジティブになるので、期待が叶いやすいことは実験でも明らかにされています。
だから、無意味に悲観的になるより、いつも「いいこと」を考えるクセをつけて
いきましょう。
自分の心の中をちょっと変えるだけで、自分の日常、自分の人生の中に是非「いいこと」を
たくさん起こしていきましょう。