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シパツウ - C-POWER通信

就労移行支援事業所C-POWER WorkingSupportドーラ「会議の達人」の講義

岐阜県多治見市にある「C-POWER WorkingSupport ドーラ」は身体、知的、精神などの何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を目指して取り組む就労移行支援事業所です。
ドーラ(DOLA)とは、「Design Of Life Academy」の頭文字をとって名付けた事業所で、障害のある方が自分自身のこれからの人生と向き合い、生きるために何を学び、社会の中でどう自立して生きていくかを考え、「自分の人生設計をしていく場」です。

ドーラの講義の1つをご紹介いたします。

【会議の達人】

前回は、会議の基礎基本を再確認しました。
その時に司会進行役と書記、議事録作成の担当を決めました。
今日は「ドーラをより良くするための係決め」を行いました。
前回学んだことを基に会議を進めていきました。

より良い会議をするために、目的を明確にしよう!

ドーラでもっと訓練しやすく過ごしやすくするためにどうしたらいいかを話し合います。

議題とゴールを決めよう!

6つの担当を洗い出しました。
どんな仕事をする係なのか具体的にしました。

進め方を検討しよう!

仕事の内容を理解した上で、自分はどの係になりたいか考えて立候補し、人数調整を行いました。

時間配分を検討しよう!

役割の書類に目を通したり、自分のやりたい役割を考えたりする時間をとりました。

参加者を検討しよう!

参加者の名前の書いてあるマグネットを準備して、参加者全員が役割につけるようにしました。

ルールを決めよう!

挙手でやりたい役割を発表します。
挙手は1回です。

役割が決まり、各係で集まって係の名前を考えました。

①サポート係、
②せいかつ・管理係、
③図書係、 
④環境係、
⑤保健衛生係、
⑥ドーラ通信係と係名が決まりました。

各係の仕事を確認し、今後は係で協力してみんなのために働きます。
それによってドーラで訓練しやすくなったり過ごしやすくなったりするよう、もっと良いドーラにしていこうと考えました。
どうすると過ごしやすいのかも考えました。
自分だったらどうしてほしいかを考えながら、相手に押し付けず自分だけで抱え込み過ぎないように取り組み内容を考えることを大切にしました。
係の仕事をすることで、楽しく仲間と関わることを学びます。
また、係の仕事を通して人のために何かをすることは自分のためでもあると学べます。
係活動は「自分がドーラのためにしたい仕事を自ら進んですること」です。

この「したい」という思いの深さ、強さを最大限、ドーラがよくなることにつなげていきたいと思います。
今後の係会・係の取り組みが楽しみです。