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シパツウ - C-POWER通信

「会議の達人」の講義

就労移行支援事業所C-POWER
WorkingSupportドーラ

「会議の達人」の講義

岐阜県多治見市にある「C-POWER WorkingSupport ドーラ」は身体、知的、精神などの
何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を目指して取り組む就労移行支援事業所です。

ドーラ(DOLA)とは、「Design Of Life Academy」の頭文字をとって名付けた事業所で、障害のある方が自分自身のこれからの人生と向き合い、生きるために何を学び、社会の中で
どう自立して生きていくかを考え「自分の人生設計をしていく場」です。

一人ひとりが希望する働き方を一緒に考え、働くために必要な訓練を「共通課題」
「個別課題」に分かれて行います。

希望する働き方や実現までの道のりは、一人ひとり違います。
それぞれのプランに合わせて、必要なことを訓練していきます。
電話応対やパソコン訓練、コミュニケーション能力など、社会に出るために必要な力を
ビジネス基礎としてカリキュラムに準備しています。
一人ひとりの「こんなふうに働きたい」を考え、そのためには何が必要か、今の自分を知り、環境を知り、自分の役割を知ることができるように、毎日の訓練を大切にしています。

ドーラの講義をご紹介いたします。

【会議の達人】

今回は、売上が下がってしまったうなぎ屋「かわち」の経営改善プランを考えます。
2つのグループに分かれてブレインストーミングの方法を身に付けながら訓練しました。

ブレインストーミングとは

1950年頃に誕生した複数人で行う会議手法です。
これを活用することで、会議の参加者が、それぞれ自由にアイデアを提供したり、参加者同士で刺激を与えあったりすることができます。

ブレインストーミングのもたらす効果は、想定外のアイデアやクリエイティブな発想の創造
です。
ブレインストーミングでは複数人がアイデアを出し合うため、他者の考えを共有したりひとつのアイデアから連鎖反応が起きたりします。
一人では考えつかないアイデアを効率的に早く提案できるのは、ブレインストーミングの
もたらす効果でしょう。

ブレインストーミングの4原則
1.すぐに結論を出さない
2.質にこだわりすぎない
3.理想は自由に発言できること
4.アイデアを1つにまとめる

今回は、
「経費」
を考えないで、まずは
「どうしたら3か月前までの売上に戻すことができるか」を考えました。
一人ひとりに付箋を配布し、そこにまずは自分が思いついた「売上を伸ばす方法」を書いて
いきます。
書けたら、1枚の大きな紙に貼り付けていきました。

次回はそれをジャンルごとに分けていきます。

KJ法です。
KJ法とは、ブレインストーミングにより出されたアイデアをベースに情報を分類、分析する
手法です。

・ブレインストーミングで出たアイデアをひとつずつカードに記す
・同じカテゴリーでまとめ、見出しを付ける
・見出しをもとに関係性を図解し、文章に落とし込む

アイデアを効果的にまとめたり課題の本質を明確にしたりといった効果が期待できます。
まずは自分で考えることが大事です。
そしてそれを伝えていくことです。
そのためにも質より量ですね。
どんな意見があるか楽しみです。
みんなで、うなぎ屋「かわち」の売上を上げていきましょう!