人にはそれぞれ、些細なことから大きなものまで様々な課題が存在します。
その課題を克服したり、目標を達成したりしながら、より幸せな人生を求めて生きています。
そんな皆様へお勧めしたい本をご紹介していきます。
「掃除は『ついで』にやりなさい!」 著者:新津春子 氏
掃除は何のためにするの?苦痛だなぁと思うときは・・・。
「誰かを幸せにできる」うえに、体力づくりに役立つなど自分にもいいことがいっぱい。家で掃除していて「なぜ私ばかり?」と感じてしまうこと、ありませんか?
私も仕事上でならお客様から「ありがとう」と声を掛けていただくこともありますが、家ではお礼を言われたり、ほめてもらったりすることってほぼゼロ。掃除って毎日やっても、その成果に気づかれないのでちょっとムナシイんですよね。掃除って何のためにやるのかな?って考えると、自分が快適になるのはもちろん、家族を安心させたい心の表れかな、と思うのです。誰でもきれいな空間にいられれば落ち着きます。すると家族もますます家にいること自体を好きになって、幸せな空気が流れます。心地よい部屋をキープできていると家族も部屋をきれいに使おうと思うのか、あまり汚さなくなります。
「幸せが自分にかえってくる」と思うと、掃除が苦になる気持ちが少しは減るように思います。
掃除のメリットは他にもあります。
例えば私の場合「体力づくり」。歩数計をつけて仕事をしているのですが、だいたい1日1万5千歩から2万歩、おなかとお尻を締めるようにしながら歩いています。雑巾をしっかり絞れるように、暇さえあれば手のひらをグーパーするエクササイズも。それに清掃は工夫の余地がたくさんあるので、けっこう頭を使います。
また、ときに清掃はチームで行う作業になるので、誰にどう指示をすればよいか、伝え方にも気を配ります。これは家事を家族にも手伝ってもらいたいときにも応用。ただ「こうして」とお願いするのは「指示」で、相手も心地よく的確に動いてはくれません。なぜその動作をしてほしいのかという理由をつけたしてお願いすることを大切にしています。
何事も心を込めるということが大切なんだなぁと掃除という作業を通して考えさせられます。
毎日の掃除は完璧じゃなくてもいいんです。「見える所」「触れる所」だけやれば十分。自分にとって、掃除は「腰の重たい家事」にしないことが大切。掃除ってやりたくないなぁと思う家事のナンバーワンではないでしょうか。
掃除は義務感でやると本当にツライ!でも、掃除をした後の気持ちよさは誰でも知っているんですよね。ちょっとした一歩、がどれだけ毎日の中で気軽に踏み出せるか、が大切なのだと思います。そのためには「わざわざ掃除をする」という感覚をなるべく持たなこと。たとえ30秒であってもなにかの「ついで掃除」を積み重ねることで忙しくても疲れていても、部屋を快適に保てます。家じゅうを毎日ちゃんと掃除するなんて、清掃のプロでも無理ですし「わざわざ掃除」じゃなくて「ついで掃除」こそが家庭の掃除の基本なんです。一般的に、家庭で気を付ける掃除のポイントは「ホコリ」「湿気」「ニオイ」だそう。空気に流れをよくすることが大切ですね。窓は対角線所に開けると風通しがよくなります。
家の中でもできるだけ閉ざされた空間を減らすようにするといいですね。