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シパツウ - C-POWER通信

読書のススメ「生きるための料理」

 人にはそれぞれ、些細なことから大きなものまで様々な課題が存在します。
その課題を克服したり、目標を達成したりしながら、より良い幸せな人生を求めて生きています。

そんな皆様へお勧めしたい本をご紹介していきます。

「生きるための料理」                著者:たなかれいこ 氏

食べたもの、口にしたもので、私たちのからだができています。肉体の材料は他にありません。このあたりまえを認識することは、普段の暮らしではあまりないと思います。

野菜を例にとっても、有機栽培の野菜が手に入りやすくなった一方で、スーパーに並ぶ野菜は本来の旬がわかりにくくなり、どちらかというと早すぎるほどのはしりものも増えました。

食べ物ではありませんが、口からからだに入れるものには薬もあります。

病院から出される薬、市販の風邪薬、痛み止めなどほとんどの人が身近に使用しています。

はしりや季節を無視した野菜はからだを冷やします。食品添加物や薬も、からだをとても冷やします。特に痛み止めは血流を悪くして痛みを感じなくさせるので冷えます。加えて、環境においても、パソコン・プリンター・携帯電話・電磁調理器・電気毛布・電気カーペット・化繊の下着・服などが私たちのからだを冷やします。

もう、現代では冷えない方が不思議なくらい、過酷な状況に私たちは暮らしています。

私たちのからだに多少の負荷がかかっても、調整をして活動できるのは、自然治癒力が働いているからです。

このおおもとは体温があってのこと。

脇の下などで36,4~6℃、体内の腸の温度がおおよそ37,2℃の時です。そして、私たちのからだは、負荷がかかった時に、熱を上げることで自然治癒力を発揮するような仕組みになっています。熱が出ることは病気ではなく、からだを調整するためなのです。日ごろからからだの中をあたためるということは、健やかに暮らすためにとても大事なことです。

食べ物でからだをあたためることは難しいことではありません。

からだの冷える寒い日が続きます。おいしくあたたかい食べ物で、おなかの中から全身をあたため、健康的に笑顔で過ごしたいものですね。