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シパツウ - C-POWER通信

読書のススメ「よくばらない」

 人にはそれぞれ、些細なことから大きなものまで様々な課題が存在します。
その課題を克服したり、目標を達成したりしながら、より良い幸せな人生を求めて生きています。

そんな皆様へお勧めしたい本をご紹介していきます。

「よくばらない」                       著者:鎌田 實 氏

悲しいときには泣けばいい笑うと幸せがやってきます笑うと免疫力が上がります笑うと人間関係が良くなります、でも笑いがいいとはわかっていても人には笑えないときがあります。悲しいのに、辛いのに無理して笑う必要はありませんどんなときにもよくばって笑う必要はありません。悲しいときや辛いときは泣きましょう。泣くと副交感神経が刺激され血液の循環が良くなります血圧も下がり、免疫力が上がります。

子どもの頃には悔し涙が多かった歳とともに、「感動の涙」を流せるようになります辛い涙でも、悲しい涙でも、うれしい涙でもいい涙を流すと、脳はリセットされ再びやる気が出てきます。「いつも笑わなければ」なんて思わなくていい誰かのために泣いているように見えてじつは自分のために泣いているのかもしれません
泣きながら自分の心を守っているのです。きっと沈んだ太陽は次の日には必ず昇るのです1本の木の向こうに、青い月や、沈む太陽を見ることができました。月や太陽には、陰謀もなければ裏切りもありません。よくばっていないのです。よくばらないと、今まで見えなかった風が見えるようになりました。風に湿度やにおいがあることに気がつきました。よくばらないと、時間がゆっくり回り始めました。1秒1秒の時間は見えないけれど、時間がかたまりになると季節として見えてくることに気がつきました。季節の変化が見えてくると、人生の波も見えてきました。よくばらないと、自分のまわりの現実もあるがままに見えてきました。

私たちには、理想やプライドやこだわりがあります。あるがまま受け入れるって簡単なようで難しいことです。本当の姿を歪めてみようとしないで、まずは真っすぐ受け止める心の強さをもとうと思いました。

とかく、人は周りの人と比べたがりです。「皆がそう言っている」「皆がそれを持っている」「皆が・・・」皆と思っている「皆」は、意外と自分の中にいる「小さな私」なんでしょうね。「よくばらない」・・・いろんな「欲」を律していこうと思います。