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シパツウ - C-POWER通信

読書のススメ「副業図鑑」

人にはそれぞれ、些細なことから大きなものまで様々な課題が存在します。
その課題を克服したり、目標を達成したりしながら、より良い幸せな人生を求めて生きています。

そんな皆様へお勧めしたい本をご紹介していきます。

「副業図鑑」                        著者:戸田充広 氏

「働き方改革」と言われ始めて久しいですが、実際私たちの働く環境の変化はあったでしょうか。勤めている人たちが早く帰れるように、残業が減るように、正当な評価を得られるようにと、政府主導で働きかけてくれてはいるものの、実際には「早く帰れる空気じゃない」「早く帰った分だけ収入が減った」など、様々な問題が発生しているように見受けられます。

そんな中、「減った収入を補うために」や「ストレス発散、気分転換のために」、あるいは「趣味や旅行に興じるため」といった理由で副業をしたい人、すでにしている人が増えてきました。そしてそれを後押しするかのように、副業を認める企業も増え始めました。しかし、実際にはまだまだ「副業しやすい環境とはいえない」という声も聞こえてきます。

「副業」とは、本業以外のところで収入を得るための活動を指します。本業とは別のどこかで働く、あるいは個人事業を展開する、はたまた投資などで収入をつくるなど、その方法は様々です。収入が増え、人脈も広がり、気分転換もできるなど、副業には良いことがたくさんあり、仕事と生活の関係も良好なものになっていく可能性は大いにあります。にもかかわらず、副業にはどこかマイナスなイメージがつきまとうのも事実です。それには恐らく「副業」=「隠れてする」「こそこそする」「しんどい」「つらい」といったイメージがつきまとうからでしょう。

果たして実際のところはどうなのでしょうか。

例えば、自分に合っていない副業を選んでしまったり、時間管理や体調管理の難しい副業を選んでしまったり、はたまた本業との掛け持ちが困難な副業を選んでしまったりしては、確かに「つらい」副業になるでしょう。
また、本業に支障をきたし「会社にバレるかも」と怯えながら「こそこそする副業」にもなってしまうことでしょう。
逆に、自分に向いている副業を見つけたり、「本業では選べなかった好きなこと」を副業にしたり、個人事業主として経営者の感覚で副業をしたりすると、副業は楽しく、前向きなものになるのではないでしょうか。
つまり、どんな副業を選ぶかで、あなたの副業ライフ、仕事と生活の関係が良くも悪くもなるということです。
どうせならただ稼げればいいという副業ではなく、自分にとってプラスとなる前向きな副業を選びたいですね。

「始めやすい副業」「資格が生かせる副業」「隙間時間・短時間でできる副業」「趣味にもなる副業」など様々な副業が紹介されています。
まずは「本業」を見つけることが優先ですが、その本業をしつつ、自分に合った稼げる副業も見つかるといいですね!

副業を考える・・・「自分にとって『働く』って何??」と考えてみる機会になりますね。