就労継続支援A型事業所TRIDとは?
岐阜県多治見市にあるTRID(トリッド)は、身体・知的・精神や難病など、課題のある方が、働きながら自分の役割を見つけ、やりがいを見出し、一般就労へステップアップしていくための就労継続支援A型事業所です。
利用者の多くは、多治見市・可児市・土岐市・瑞浪市・恵那市・中津川市・美濃加茂市から
通所されています(その他の地域の方でもご相談ください)。
TRIDは株式会社C-POWERが運営し、
当グループ内の総合デザイン会社、
相談支援事業所、
就労継続支援B型事業所、
障がい者就労支援センター、
グループホームなどと連携し、
様々な角度から障害のある方の「働きたい」をサポートしています。
TRIDは2016年10月1日に開所し、2020年で4年になる事業所です。
TRIDの特長
長時間働けます!
一般的な就労継続支援A型事業所の労働時間は1日4~5時間のところが多いですが、TRIDの
多くの利用者は週5日、1日6時間(朝9時~夕方16時)勤務しています。
(中には8時間勤務している利用者もいます)
このため、他の就労継続支援A型事業所に比べて高水準の収入を得られやすく、より生活を
安定させることができます。
社会保険完備!
社会保険(厚生年金、健康保険証、雇用保険)を完備しており、福利厚生が充実しています。
様々な仕事があります!
利用者の仕事は、DMの発送やデータ入力などの軽作業から、マンション清掃などの
野外作業、デザイン制作業務や、経理・事務など多岐にわたります。
一人ひとりの適性を見極め、仕事を配分しています。
今回は「作業チーム」についてです。
作業チームは、主にPC業務を行う調査チームと、DM発送や商品の梱包などを行う手作業
チームに分けられます。
今回、ドーラの訓練生にTRIDでの業務を伝えるため、2人のアシスタントにインタビューを
してきました。
Aさん:調査チームのリーダー。
面倒見がよく誰にでも話しかけてくれる。
Q:作業チームは何人いますか?
A:調査チーム、作業チームは仕事の状況によって人手が割りふられます。
そのため兼任している人が多いです。
また、忙しい時は総務チームやITチームの人にも手伝ってもらいます。
基本的な人数は、調査チームが3名、手作業チームが10名です。
Q:どんな仕事をしていますか?
A:主にPCの入力やコピー&ペーストの作業をしています。
例えば、複数枚あるPDFデータを分割して名前を入力したり、サイトで検索した企業
データをExcelにコピペしてまとめたりします。
Q:大変なことと楽しいことは何ですか?
A:大変なことは、件数が多くて納期の近い仕事があることです。
楽しいことは、一つの案件をみんなで助け合ったり競い合ったりして行うことです。
調査チームは教えあったり声を掛け合ったりして作業しています。
それに、終わったときに達成感があったり職員さんが褒めてくれたりするのも嬉しい
です。
Q.:どんな勉強をしたら役にたちますか?
A:Excelにデータを入力する仕事が多いため、MOSの資格を取ると良いです。
私は合格したため、テキストをドーラに寄付しましたので、ぜひ勉強してください。
Q.:ドーラの訓練生にアドバイスをお願いします
A:調査チームでは、難しいことが分からなくてもコピペなどの根気があればできる作業も
あります。
私は片手しか使えませんが、それでも役に立てます。
A型就労ということもあって通院などの欠勤で人手が足りないこともあるので、
技術的なことも大事ですが、まずは体調を整えて休まずいつでも仕事ができることが
大事だと思います。
Bさん:器用でオールマイティに作業を任されている。
明るくムードメーカー。
Qどんな仕事をしていますか?
A:半田ごてを使って配線を結合する作業を行っています。
- 2本の配線の先っぽを剥いて銅線を露出させます。
- 2本の銅線を合わせてねじってくっつけます。
- くっつけた部分がとれないように半田ごてで溶接します。
- 溶接した部分にチューブを通してドライヤーで圧着します。
他にもDM作業や商品の梱包作業など幅広く行っています。
Q.:大変なことと楽しいことはなんですか?
A:手作業なので手がカサカサになることがあります。
楽しいことは、半田作業をうまくできた時に充実感があります。
Q:ドーラの訓練生に一言アドバイスをお願いします。
A:言われたことは何でもチャレンジしてみよう!
入力作業をやってみよう!と「来場者アンケート」をもとに、パソコンでExcelに入力をして
みました。
自分のフォルダの中にExcelのワークシートを作成し、罫線を引いたり列の幅を変えたりして、テンプレートを作りました。
アンケートの情報を正しく入力することが大切です。
初めてでかなり時間がかかる方もいらっしゃいました。
PC訓練の課題が具体的になり、
「個別課題の時間にはまた訓練していきたい」
と目標をもって取り組めました。