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読書のススメ「自分は評価されていないと思ったら読む本」

人にはそれぞれ、些細なことから大きなものまで様々な課題が存在します。
その課題を克服したり、目標を達成したりしながら、より良い幸せな人生を求めて生きています。

そんな皆様へお勧めしたい本をご紹介していきます。

「自分は評価されていないと思ったら読む本」         著者:小笹芳央氏

問題は「人」ではなく「間」に起こる
家族でも、学校のクラスでも、サークルでも、人が集まるところに何らかの問題が起こります。
会社も、例外ではありません。
ミスやトラブルは、組織運営上、避けては通れないものです。
避けては通れないのだとすれば、それをできるだけ大きくせず、早く解決することが、業務を滞らせず、顧客や取引先などにも迷惑をかけないために重要になってきます。

れにはどうすればいいのでしょうか?
問題が起こったとき、とかく「○○営業部長が悪い」「△△技術部長が悪い」、あるいは「営業部が悪い」「技術部が悪い」というように、誰か特定の人や部門、部署に問題の原因を求めがちです。
しかし、実際には、特定の個人や部門、部署だけに原因があることは稀です。
会社には多くの人が集まっており、その人たちによって部門、部署が構成され、その関係性の中で仕事が動いていきます。
そう考えたとき、問題は、特定の個人、部門、部署などの「点」にあるのではなく、関係性―つまり、人と人の「間(あいだ)」-にあるという見方のほうが、問題発見が早いのです。

会社は「生き物」です。
我々の体の中には、骨があり、臓器があり、筋肉がある。
それらを網の目のように血管が結び、その中を血液が流れています。
会社にも同様に、様々な機能をもつ部門、部署があり、それを構成する人々が働いています。
そして、人の血液のように、情報やコミュニケーションが流れ、会社は動いているのです。
人の血液の流れが滞ると、肩こりや冷え性、ひいては内蔵の不全など、体調不良や病気を引き起こします。
同様に、会社も、情報やコミュニケーションの流れが悪くなることで「病気」、つまりミスやトラブル、組織の機能不全を起こしてしまいます。
血液の流れを悪くするのは、人と人、組織と組織の「間」にできた「血栓」、つまりコミュニケーションの目詰まりです。
組織に問題が起こっているとき、少し視点を変えて「自分が目詰まりの原因になっていないだろうか」と考えることも大切です。

あなたは、「間」として機能していますか?常に自分の働きを自問自答し、人のせいにしない自分でありたいと思いました。