岐阜県多治見市にある「C-POWER WorkingSupport ドーラ」は身体、知的、精神など何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を目指して取り組む就労移行支援事業所です。C-POWERグループでは、地域の職業人をお招きし「働くこと」を一人ひとりが考える「職業人講話」の時間があります。
–––◆職業人講話の目的◆–––
➀それぞれの職業生活を理解する
②働くことの目的や意義を考える
③自分の生き方や将来設計を考える
④地域の良さや地元への愛着を深める
⑤社会に出ていくことへの意識を高める
【9月の講師】
9月は、株式会社アプレンティスシップ代表取締役 片山 侑希様にお越しいただきました。
片山様は、数学の教員として公立中学校に17年勤務。土岐市、多治見市内の学校で教鞭を執られていました。現在は、多治見市で非常勤講師と株式会社アプレンティスシップ代表取締役の2足の草鞋で2026年春にアプレイン高等学院の開校に向け、精力的に活動されています。今回は、アプレイン高等学院の象徴的な5つの取り組みと通信教育連携協力施設について、また、片山様にとって「はたらくとは」「しあわせとは」と4つのテーマでお話をしていただきました。


【講話内容】
~アプレイン高等学校について~
アプレイン高等学院は、通信教育連携協力施設(サポート校)です。
通信教育連携教育施設(サポート校)は、通信制高校に通う生徒の勉強などをサポートする塾や予備校のような場所です。アプレイン高等学院は、5つの特徴があります。高校卒業資格を取得するための勉強のサポートをする「スタディ」、社会人としての知識・スキル、協働するために必要な人間関係づくりを学ぶ「スキルアップ」、地元企業と連携してインターンを実施。収入を得るだけではなく、働く経験を得られる「ワーク」、地元地域の魅力発進活動などをする「タンキュウ」、生徒が主体となりイベントの開催や学院の広報活動などを行う「マネジメント」があります。5つの特徴を通して、生徒一人ひとりがこだわって振り切れる物事を見つけられる環境づくりを目指されています。
~はたらくとは~
片山様にとって「はたらく」ことは、何かにこだわって振り切ること×社会の穴を見つけて埋めることと話されました。「社会の穴」とは、解剖学者 養老孟司さんの言葉。
“仕事というのは社会に空いた穴です。道に穴が空いていた。そのまま放っておくとみんなが転んで困るから、そこを埋めてみる。ともかく目の前の穴を埋める。それが仕事というもの。それが仕事というものであって、自分に合った穴が空いているはずだなんて、ふざけたことを考えるんじゃない、と言いたくなります。”
引用元:養老孟司 「超バカの壁」
教育分野にも点数・学歴重視、時代とのズレなどたくさんの穴があります。その穴を埋めていくことが私にとってこだわって振り切ることでもあります。このようにこだわって振り切ること×社会の穴を見つけて埋めることが「はたらく」ということなのではないでしょうか。
~しあわせとは~
しあわせなのかと考えるより、しあわせ「だったか」と考えるようにしています。しあわせの形は人それぞれ、違っていいと考えています。とにかく一生懸命振り切って動き、振り返ったときにしあわせだったと思えることを大切にしています。

今回の講話は合間合間にクイズがあり、聞いている皆さんも発言する機会がありました。今回の講義を通して、通信教育連携協力施設について詳しく知れたと共に、はたらくこと、しあわせについて改めて考えることができた時間になりました。
随時、見学・体験ができます。まずはお問合せください。
C-POWER WorkingSupportドーラ
0572‐26‐8523 担当:河内(かわち)