岐阜県多治見市にある「C-POWER WorkingSupport ドーラ」は身体、知的、精神など何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を目指して取り組む就労移行支援事業所です。C-POWERグループでは、地域の職業人をお招きし「働くこと」を一人ひとりが考える「職業人講話」の時間があります。
◆職業人講話の目的◆
➀それぞれの職業生活を理解する
②働くことの目的や意義を考える
③自分の生き方や将来設計を考える
④地域の良さや地元への愛着を深める
⑤社会に出ていくことへの意識を高める
【今月の講師】
今月はC-POWERグループ 放課後等デイサービス I amより保育士の元山 実紗希さんにお越し頂きました。
元山さんの経歴
短大卒業後、恵那市の保育園で保育士として働き、保育園を退職後、アパレル業界で販売員の仕事や再度保育士の仕事を経験し、今年の5月からC-POWERグループ 放課後等デイサービス I amの保育士として活躍されています。
【講話内容】
保育士時代に学んだこと、意識したこと、嬉しかったこと
●失敗しても大丈夫、誰だって失敗はする
●園児が新しいことができたらどんな些細なことでも褒める
●事故や怪我に繋がることは注意をするが、それ以外は園児を見守る
また、1日の終わりには必ず反省をし、次の日から活かせることを見つけて実践していた。今でも習慣として続けている。
園児に「先生、ありがとう」と言われた時とても嬉しかったと教えてくださいました。
働く上で意識していること
・体調管理
自分の体質を知り、よく食べ常に元気でいられるように心がける。
・同じ目線で話す
よく関わるのがお子さん。怖がらせないようにしゃがんで目線をあわせることを意識している。
・先回りして気持ちを汲み取らない
I amには、様々な特性を持った方がいる。話すことが苦手な方もいる。自分の気持ちを伝えられるようにゆっくり待ち、自分で伝えることを促すことをしている。
・笑顔
マスクをしている状態でも笑顔がわかるように意識している。笑顔の秘訣は常に頭の中で楽しいことを考えることだそうです。
・自分から関わる
I amを利用されている方の特性を知るため、積極的に自分から関わるようにしている。
今後心がけたいこと
●自分から声を掛けること
●I amを利用されている方と一緒に楽しむこと
●I amを利用されている方自身が困った時、自分でHELPを出せるように促す
●継続している1日の反省を続ける
●同僚の良いところをマネする
●悩みを抱え込んで辛くならないように相談できる人を増やしていく
最後に
働くことで大切にしていることは楽しく仕事をすること。また、毎日1日の終わりには反省をし、次の日から活かせることを見つけ実践すること、そして自分を褒めることを大切にしていますと笑顔で教えてくださいました。
今回の講話を聴いて、年齢を問わず相手のことを考え行動することの大切さを知ることができました。
講話の後は質疑応答の時間を設け、訓練生や職員から質問をさせていただきました。質疑応答の後は、訓練生から名刺をお渡ししました。自己紹介に加え、講話のお礼や感想を伝えることができました。
希望する働き方や実現までの道のりは、一人ひとり違います。
一人ひとりの「こんなふうに働きたい」を考え、そのためには何が必要か、今の自分を知り、環境を知り、自分の役割を知ることができるように毎日の訓練を大切にしています。
随時、見学・体験ができます。まずはお問合せください。
C-POWER WorkingSupportドーラ
0572‐26‐8523 担当:河内(かわち)