岐阜県多治見市にある「C-POWER WorkingSupport ドーラ」は身体、知的、精神など何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を目指して取り組む就労移行支援事業所です。C-POWERグループでは、地域の職業人をお招きし「働くこと」を一人ひとりが考える「職業人講話」の時間があります。
–––◆職業人講話の目的◆–––
➀それぞれの職業生活を理解する
②働くことの目的や意義を考える
③自分の生き方や将来設計を考える
④地域の良さや地元への愛着を深める
⑤社会に出ていくことへの意識を高める
【8月の講師】
8月は、爽ケア株式会社 代表取締役 堀尾 駿嵐様にお越しいただきました。
1995年11月に接骨院を開業。2009年から多治見市初の機能訓練型デイサービスを開始。今年で開業から30周年、デイサービス1号店を開始されてから16年になります。
爽ケア株式会社の主な事業内容は、デイサービスと出張運動教室。シニア世代に向けて介護予防、健康づくりの機会を提供されています。
今回は、堀尾様の今までを振り返りながら、『働く』とは教えていただきました。

【講話内容】
~接骨院を開業するまでの経緯~
高校時代、甲子園を目指し、熱心に野球に取り組む。スポーツには怪我がつきもので、自分自身も身体を痛め、痛みを和らげるために整体に通ったことがターニングポイントだった。整体に通うことで、痛みが楽になること。そして、ありがとうと心から思ってお金を払えることに仕事としての魅力を感じたそうです。
希望する学校には残念ながら落ちてしまったが、後に師匠になる方と出会い、師匠の運営する接骨院で様々な経験を積んだ。師匠の勧めで柔道整復師の資格取得の為、仕事をしながら専門学校に通い無事、柔道整復師の資格を取得。27歳の時に接骨院を開業。
接骨院を始めた1~2年は厳しい期間だったが、勉強会やセミナーに参加して様々な経験・治療の知識を得ることができた。治療の知識をつけていく中、インソールについての知識をつけ、患者さんに向けインソール・靴の販売を行い、良い評判が広がっていった。治療のことが好きだからインソールの勉強を続けることができたと話されました。
~デイサービスとの出会い~
開業した接骨院は、地元の若い年代の方が多く利用していただいた。しかし、接骨院を運営していく内に接骨業界の未来について不安を感じるようになっていた。
たまたま、知り合いの方が、デイサービスを開業したので見に来ないかと誘われ『畑違いなんだけど…』と内心思いながら、見学に行った。
元気に声を出して活動されている利用者の姿に衝撃を受け、自分もデイサービスをやってみようと思い、2009年10月に爽ケアデイサービスを開設した。
接骨院で培った経験・知識などを活かし、介護の予防を目的とした運動などを取り入れていった。
~会社運営について~
ここまで「勘」と「経験」と「根性」で進んできたが、様々な問題が発生した。
1つ目は運営資金の確保、2つ目は利用者の獲得、3つ目が社内の環境。
それぞれの問題を解決する為に、分析や調査をした。
1つ目と2つ目の問題を解決するには、ケアマネージャーさんの存在がポイントだと気づいた。
ケアマネージャーさんは介護を受ける人のために介護の方針を定め、サービスの内容、費用などを計画する専門家。
分析をして分かったのは介護業界のお客様は、介護を受ける方本人やご家族ではなく実は、ケアマネージャーさんであること。ケアマネージャーさんにデイサービスの内容を理解してもらわないことには利用者が獲得できず売上を出せないことが分かった。ケアマネージャーに是非爽ケアのデイサービスを紹介したいと思ってもらえるよう工夫をしていった。
社内の環境の問題は、会社の仕組みや方針を決めていなかった為、当時従業員が60名以上在籍していたが、各自の判断で介護や支援を行っていた。トラブルも発生することがあり、改めて社内の環境を見直し、雇う側も雇われている側も気持ちよく働くことが大切だと考え、働きやすさを重視した環境づくりをしていった。
今も迷ってばかりだと仰った堀尾様。最後に働くことについては堀尾様の考えを話していただきました。
~働くことの意味~
働くという事は自分の個性を知り、活かしていくこと。
個性を見つける為には自分自身を冷静に分析すると良い。分析を進めていくとよくあるのが現実の自分と理想の自分とのギャップ。自分自身を変えることは難しいことなので、理想の自分を50%ぐらいで達成するには何をすればいいか考えると行動しやすいと思う。
そして自分の人生のかじ取りは自分自身でとることが大切だと考える。

堀尾様のお話を聞いて、自分自身について分析することの大切を知ることができました。分析をすることで、理想とのギャップを感じ苦しくなるかもしれません。そんなときは、少し力を抜いて理想に向けて今できることに目を向け行動すると理想の自分に近づいていけるのではないかと思います。
随時、見学・体験ができます。まずはお問合せください。
C-POWER WorkingSupportドーラ
0572‐26‐8523 担当:河内(かわち)