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シパツウ - C-POWER通信

読書のススメ「『働きたくない』というあなたへ」 

人にはそれぞれ、些細なことから大きなものまで様々な課題が存在します。その課題を克服したり、目標を達成したりしながら、より良い幸せな人生を求めて生きています。


そんな皆様へお勧めしたい本をご紹介していきます。

「『働きたくない』というあなたへ」          著者:山田ズーニー氏

どんな「へその緒」のつなぎ方が、自分は気持ちがいいのか?玉の輿の場合、自分と社会は、そのままではまだ直接、社会とつながっていない。旦那さんと社会が「へその緒」でつながっている。自分は旦那さんと「へその緒」でつながることっで、間接的に社会とつながっている。この状態で、旦那さんを経由して「お金」は問題なく入ってくるとして、お金以外の栄養は、どうやって摂っていく? 社会貢献とか、社会からの信頼・愛情とかいうと、言葉がたいそうだが、要は、好き嫌いを超えた部分で、まわりの人に役立ったり、影響を与えあったり、という、まわりとの「絆」、ひいては自分の「居場所」は、どんなふうにつくっていくのだろうか?もちろん、仕事をしなくても、ボランティアとか、趣味とか、別の方法で、まわりとの「絆」、自分の「居場所」を築いていくことはできると思う。しかし、それはそれで、一歩、単なる友達関係を超えた枠組みでやっていくとなったら、仕事と同等か、それ以上に骨の折れる行為かもしれない。「働きたくない」という自分にできるだろうか?玉の輿にのるのだから、家庭に目標を置くのだから、それまでの暫定として、なんとなく「就活」をしても、いいのだけれど、なんとなく決めても、ちゃんと考えて選んでも、「仕事」は、あなたと「社会」をつなぐ「へその緒」になる。どんな方向から、どんな質の栄養が摂れるか、どんな人間とのネットワークができていくか、ひいては、どんな自分の次なる「居場所」ができるかは、「仕事」によって大きく違ってくると思うのだ。どこか「降りた」ような気持ちのままで、就職を決めてしまっていいのだろうか?どうせ選ぶなら、新しい居場所の核になるところに、あなたの「好き」を注ぎ込んだり、「得意」を注ぎ込んだり、そういえば子どもの時から抱いていた「夢」を注ぎ込んだり、考えて、大切に選んだ方が、そこを通じて、お金も、人も、役立つ情報も、知恵も、信頼や、社会からの愛も入ってくるのだから、単純に、気持ちがいいではないか、と思うのだ。「働きたくない」ならそれでいい。だけれど、自分が自立して生きていくために、「金」と「愛」と要る。愛は、恋愛、家族の愛、友愛に限らず、社会からも愛されるというか、そういう広い意味で人が生きていくのに最低限の意味でここでは用いている。あなたにとっての「自由」をどう得ていくか?最低限必要な、社会との絆をどう築くか?卒業後の次なる居場所をどう築いていくか?働きたくなくても、その設計だけは、楽しく引いて欲しい。働きたいけど、働けるかな。。。?働きたくない?いろんな気持ちが入り混じっている人がたくさんみえます。

何のために働くのか考えるきっかけになるといいですね。