TOPICS

シパツウ - C-POWER通信

読書のススメ㉔

人にはそれぞれ、些細なことから大きなものまで様々な課題が存在します。
その課題を克服したり、目標を達成したりしながら、より良い幸せな人生を求めて生きています。

そんな皆様へお勧めしたい本をご紹介していきます。

「おもしろおかしく 人間本位の経営」           著者:堀場雅夫氏

化学は人間の能力に到底及びません。
以前、ロボットの研究者に「科学の力で人間を作るとしたら、いくらくらいの価値が妥当ですか」と聞いたことがあります。
ある人は「人間並みとはいかないが、近いものなら1000億~1500億円くらいかな」と。
他の人は「いや3000億円はかかる」。
また別の人は「5000億円だ」と言う。
つまり少々出来が悪い人間でも1000億円以上の価値はある。
その額にとても及ばない安い給料で社員は働いてくれるのですから、経営者は感謝しなければいけません。
~中略~

自分の本当の限界に挑戦しない人間が、何と多いことか。日本企業が底力を発揮できない一番の要因はそこにあると僕は思います。
では、どうすれば社員の力を最大化できるのでしょう。
考えた末に到達したのが「おもしろおかしく」という経営手法でした。
そんな僕の経営論を90歳の節目に本に整理してみました。
内容は3章で構成しています。
最初に「おもしろおかしく」という経営論の全体像を示し、続いておもしろおかしく経営するための方法論を社員編と経営者編に分けて、具体的にまとめています。
各章末には月間経営誌「日経トップリーダー」の副編集長さんが解説記事を書いてくれました。
そして最後に若手経営者の代表格、リブセンスの村上太一社長との対談をお届けします。
おもしろおかしく働くことがどんなに愉快で、また経営に有効なのか。
その魅力に気付いていただければ幸いです。
~はじめに~より