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シパツウ - C-POWER通信

読書のススメ⑱

人にはそれぞれ、些細なことから大きなものまで様々な課題が存在します。
その課題を克服したり、目標を達成したりしながら、より良い幸せな人生を求めて生きています。

そんな皆様へお勧めしたい本をご紹介していきます。

   「君たちはどう生きるか」        原作:吉野源三郎氏 漫画:羽賀翔一氏

自分の生き方を決定できるのは、自分だけだ。
 人間としてあるべき姿を求め続ける、コペル君と叔父さん。
この物語は1937年に出版され、80年の時を経て、今もなお多くの人に読み継がれている歴史的名著と、いわれる小説を漫画として描き下ろした永遠の名作です。

1937年、東京の街。
人々の生活が大きく変わろうとしているこの時代に、日々自分の中の疑問と向き合い、人として成長しようとした一人の中学生とその叔父さん。
その少年はみんなから「コペル君」と呼ばれていました。
「コペル君、今君は大きな苦しみを感じている。
なぜそれほど苦しまなければならないのか。
それはね、コペル君。君が正しい道に向かおうとしているからなんだ。
「死んでしまいたい」と思うほど自分を責めるのは、君が正しい生き方を強く求めているからだ。
という言葉から始まるコペル君と叔父さんのノートのやり取り。

私たちが、人間としてどう一歩踏み出すべきかを考えさせられました。
とても読みやすく、心から感動できる1冊です。