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シパツウ - C-POWER通信

滝上の時間_障害者総合支援法

岐阜県多治見市にある「C-POWER WorkingSupport ドーラ」
身体、
知的、
精神
など何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を
目指して取り組む就労移行支援事業所です。

ドーラ(DOLA)とは、「Design Of Life Academy」の頭文字をとって名付けた事業所で、
障害のある方が自分自身のこれからの人生と向き合い、
生きるために何を学び、社会の中でどう自立して生きていくかを考え
「自分の人生設計をしていく場」です。

一人ひとりが希望する働き方を一緒に考え、
働くために必要な訓練を
「共通課題」
「個別課題」
「自由課題」
に分かれて行います。

希望する働き方や実現までの道のりは、
一人ひとり違います。

それぞれのプランに合わせて、
必要なことを訓練していきます。

電話応対やパソコン訓練、
コミュニケーション能力など、
社会に出るために必要な力をビジネス基礎としてカリキュラムに準備しています。

一人ひとりの「こんなふうに働きたい」を考え、
そのためには何が必要か、
今の自分を知り、
環境を知り、
自分の役割
を知ることができるように、
毎日の訓練を大切にしています。

ドーラの講義をご紹介いたします。

 【滝上の時間】

今回は、
障害者総合支援法について学ぶことで、
どんな障害福祉サービスが利用できるのか知ることができました。

障害者総合支援法は、
「障がい者制度改革推進本部等における検討を踏まえて、
地域社会における共生の実現に向けて、
障害福祉サービスの充実等障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するため、
新たな障害保健福祉施策を講ずる」
ことを趣旨として、
障害者自立支援法を改正する形で創設されました。

よって、
法律の名称は障害者総合支援法に変更されましたが、
法律の基本的な構造は障害者自立支援法と同じです。

(1)法の目的

   法の目的を
 「障害者及び障害児が基本的人権を享有する個人としての
  尊厳にふさわしい日常生活又は社会生活を営む」
  とし、
  「地域生活支援事業」
   による支援を含めた総合的な支援を行うことも明記されました。

(2)基本理念

 「基本理念」に、

①全ての国民が、
 障害の有無にかかわらず、
 等しく基本的人権を享有するかけがえのない個人として尊重されること

②全ての国民が、
 障害の有無によって分け隔てられることなく、
 相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会を実現すること

③全ての障害者及び障害児が可能な限りその身近な場所において必要な
 日常生活又は社会生活を営むための支援を受けられること

④社会参加の機会が確保されること

⑤どこで誰と生活するかについての選択の機会が確保され、
 地域社会において他の人々と共生することを妨げられないこと

⑥障害者及び障害児にとって日常生活又は社会生活を営む上で障壁となるような社会における
 事物、
 制度、
 慣行、
 観念その他一切
 のものの除去に資することを掲げています。

(3)対象範囲

   法が対象とする障害者の範囲は、
  身体障害者、
  知的障害者、
  精神障害者(発達障害者を含む)に加え、
  制度の谷間となって支援の充実が求められていた難病等
 (治療方法が確立していない疾病その他の特殊の疾病であって
  政令で定めるものによる障害の程度が厚生労働大臣が定める程度である者)
  としています。
 ※2021(令和3)年4月時点で、361疾病が対象です。

(4)利用できるサービス量
   80項目に及ぶ調査を行い、
  その人に必要な支援の度合い(「障害支援区分」)を測り、
  その度合いに応じたサービスが利用できるようになっています。