岐阜県多治見市にある「C-POWER WorkingSupport ドーラ」は身体、知的、精神などの
何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を目指して取り組む就労移行支援事業所です。
ドーラ(DOLA)とは、「Design Of Life Academy」の頭文字をとって名付けた事業所で、障害のある方が自分自身のこれからの人生と向き合い、生きるために何を学び、社会の中で
どう自立して生きていくかを考え「自分の人生設計をしていく場」です。
一人ひとりが希望する働き方を一緒に考え、働くために必要な訓練を「共通課題」
「個別課題」「自由課題」に分かれて行います。
希望する働き方や実現までの道のりは、一人ひとり違います。
それぞれのプランに合わせて、必要なことを訓練していきます。
電話応対やパソコン訓練、コミュニケーション能力など、社会に出るために必要な力を
ビジネス基礎としてカリキュラムに準備しています。
一人ひとりの「こんなふうに働きたい」を考え、そのためには何が必要か、今の自分を知り、環境を知り、自分の役割を知ることができるように、毎日の訓練を大切にしています。
ドーラの講義をご紹介いたします。
【良いトコ見つけ】
何気なく過ぎる毎日でも、その日は誰かにとっての大切な記念日です。
一日を大切にする気持ち、1分1秒を大切にする気持ちをもてるようなきっかけになればと
思っています。
この講義は「今日は何の日?」から始まり、いろんなことに興味がもてるようになるための
訓練の1つです。
些細なことに興味をもつことで、会話の引き出しを増やし、雑談力を鍛えていきましょう。
2月の記念日には、2/10のニートの日があります。
「ニートとは」
(NEET)とは、「Not in Education, Employment or Training」の頭文字をとったもので、就学・就労・職業訓練のいずれも行っていないことを意味します。
日本では、15~34歳までの非労働力人口のうち通学・家事を行っていない者を指し
「若年無業者」と呼称しています。
ニートではなく、働く人を目指し訓練をしている私たち。
企業に採用される人になるために「企業人事」について考えてみましょう。
「人事」という言葉を聞いた時、皆さんはどのようなことを思い浮かべるでしょうか。
新卒採用や中途採用をおこなう採用の担当者、人材育成に携わる組織開発の担当者、人材配置や評価制度の構築などの担当者、また勤怠管理や雇用管理といった労務に関する担当者など、企業内で人事業務をおこなっている方はとても多岐にわたります。
企業が扱う経営資源は、大きく「ヒト・モノ・カネ・情報」に分けることができますが、
その中の「ヒト」に関する仕事を全般的におこなうのが人事担当者となります。
社内の従業員の育成や配置に関する業務だけでなく、採用活動といった社外のヒトに対して
目を向けることも含んでおり、経営資源である「ヒト」を最大限に活用するために日々の
業務をおこなう存在・役割を担っています。
採用業務に関して言えば、会社説明会や面接などで前に出る機会も多いポジションとなる場合も多く、求職者にとっては「人事担当者の雰囲気から、企業の雰囲気を知る」といったこともあるでしょう。
優秀な人材や企業のビジョンに合った人材を採用することができれば、企業の成長に
目に見える形で貢献することができます。
実際に採用した社員が活躍する姿を見ることは、個人のやりがいにもつながるかも
しれません。
また、社員が働きやすい社内の環境を整えるために、社内制度や福利厚生の面で整備を
おこなうことで、離職率の低下や従業員エンゲージメントの向上を推進することも人事担当者の役割です。
面接では、皆さんの人間性を測ります。
面接に通らない人は、能力で差をつけようとするのが特徴です。
「高い学歴や成績をアピールしようとする」
「ハイレベルな資格や免許を目立たせようとする」
「検定試験の数や点数で勝負しようとする」
など、少しでも高い能力があることをアピールして、自分に高い魅力があることを訴えようとする人がいるかもしれません。
もちろん能力も重要なのですが、能力のアピールに偏るのはよくありません。
能力があることと、職場でうまく生かせるかどうかは、別問題です。
能力ばかりをアピールする応募者に、面接官は首をかしげ、物足りない表情をするのです。
面接に通る人が差をつけるのは、能力ではありません。
もちろん能力も大切な要素ですが、それを支える土台がなければ生かせません。
その土台こそ、人間性なのです。
人間性とは何でしょう。
人間性とは、人としての正しい接し方・考え方・生き方などです。
真面目で正直で誠実かどうか。
明るい人柄で、ポジティブ思考かどうか。
常識をわきまえ、礼儀作法があるかどうか。
相手を不快にさせる話し方は避け、相手を喜ばせる話し方を心がけましょう。
そうした人としての健全な基本が、いかに身についているかです。
人間性は、すべての企業が求める能力です。
人間性があってこそ、能力は発揮されます。
人間性という土台がなければ、能力が高くても、十分に生かし切れません。
逆に多少能力が足りなくても、人間性という土台さえしっかりしていれば、入社後の教育で
補えます。
わざわざ面接を行うのも、本人と直接会って人間性を見極める意味があります。
そのため面接官は、能力より人間性を重視しようとするのです。
どうやって人間性を高めていけばいいでしょうか? 以下の特徴をまねしてみましょう。
人間性が高いと思われる人の特徴
○人への思いやりがある
○周囲への気配りや配慮を忘れない
○いつも感謝の気持ちがある
○周りからの信頼が厚い
○人の意見に耳を傾ける
○相手を許せる
○いつも前向きな姿勢
○責任感がある
●人間性を養うために意識したいこと
○相手の立場に立って考えてみる
○自分がされたらうれしいことを人にしてみる
○常に感謝の気持ちを持つ
○社会のマナーを身につける
○ポジティブに考える
○きちんとした生活習慣を身につける
○心にゆとりを持てるようにする