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シパツウ - C-POWER通信

就労移行支援事業所C-POWER WorkingSupportドーラ「良いトコ見つけ」の講義

 

岐阜県多治見市にある「C-POWER WorkingSupport ドーラ」は・身体・知的・精神などの何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を目指して取り組む就労移行支援事業所です。
ドーラ(DOLA)とは、「Design Of Life Academy」の頭文字をとって名付けた事業所で、障害のある方が自分自身のこれからの人生と向き合い、生きるために何を学び、社会の中でどう自立して生きていくかを考え、「自分の人生設計をしていく場」です。

ドーラの講義をご紹介いたします。

【良いトコ見つけ】

今回は6月10日の「時の記念日」について皆で考えました。
「時の記念日」は時間が大切である、ということを日本に広めるために作られた日です。
日本で初めての時計が鐘を打った日が6月10日なので、6月10日が時の記念日になったそうです。
私たちは「7時に起きる」とか、「8時にでかける」とか、「12時にご飯を食べる」など、時間に合わせて生活しています。
毎日何時に、どんなことをしているか、考えてみましょう・・・もし、時間がわからなくなったらどうなってしまうのでしょう?
朝起きた時間が何時かわからなかったり、ご飯をいつ食べるかわからなくなってしまったり、仕事に行く時間や、バスや電車の時間もわからなくなってしまったりします。
私たちが過ごすには時間は大切なものですね。
時計で計測される時間はいつでもどこでも同じ間隔を保ち,同じように進行するものなのに、感じられる時間はさまざまな要因によって長くなったり短くなったりします。
感じられる時間の長さに影響を及ぼす要因には複数あると考えられています。
それは、時間経過に対する注意,身体的代謝,体験される出来事の数,感情の状態などです。
楽しい時間はあっという間に過ぎるのに,退屈な時間はなかなか過ぎない。
このように感じた経験は誰もがもっていることでしょう。
この感覚を引き起こしている主な要因は時間経過に対して向けられる注意であると考えられています。
時間の経過に注意が向けられる頻度が高いほど時間がより長く感じられるのです。
逆に,時間の経過に注意が向けられる頻度が低い場合や,時間の経過以外の事柄に注意が向けられる場合には,時間は短く感じられます。
初めての職場で、右も左もわからずにいろいろな仕事を学んでいるときは、一日が長く感じられることでしょう。
これは「物理的時間」と「心的時間」の差にあるそうです。
「物理的時間」とは「5分」や「10分」といった数値化された時間のことです。
一方、「心的時間」とは、私たちの心が感じている精神的な時間のことです。
たとえば、「あと5秒で地球が滅亡します!」と言われたとします。
そのとき、おそらく、その5秒はものすごく長く感じられるはずです。
なぜなら、その5秒の間、身体のあらゆる器官が「なんとかしないと!!!」と、その後に訪れる危機に備えてフル稼働するからです。
また、タクシー待ちをしているときなど、ものすごく急いでいるときほど「タクシーがなかなか来ない!」と焦りますよね。
急いでいる時こそ赤信号でつかまる気がするとか・・・。
時間は単なる数字だけで把握できるものではないようです。
私たちの心(精神)が独自に時間の長さを決めているのです。
事故などの生命の危機に陥った際、まわりの景色がスローモーションに見えたり、過去の思い出がフラッシュバックしたりする現象を「走馬灯」と言います。
走馬灯が起こる原因も、心的時間が関係しているといわれています。
死を覚悟した瞬間、身体のあらゆる器官がその死を回避するために、今までにないほどのスピードで思考し、働き始めるからなのです。

時間を長く感じる要因

  1. 身体の代謝が高い
    (例:風邪をひいて発熱しているときに時間の進み方が遅く感じる理由は、身体的代謝が非常に高い状態にあるから)
  2. 興奮状態にある
    (例:ゴキブリが嫌いな人にゴキブリと一緒に時間を過ごしてもらうと、恐怖による興奮から時間が長く感じられる)
  3. 時間を常に気にしている
    (例:退屈な会議に出席していて、「早く会議が終わらないかな」と時間を気にしているときほど、時間が長く感じられる)
  4. 広い空間で仕事をしている
    (例:田舎などに行き、広大な大自然を前にすると、時間がゆっくり流れるように感じられる)
  5. 短い時間にまとまりのない多様な刺激を得ている
    (例:ストーリー性のある映像を見せられるより、脈絡のない映像を長々と見せられるほうが時間を長く感じる)

身体の代謝が高いほど時間を長く感じられるっていう考え方もすごいですね。
これはつまり、代謝量が落ちる年長者ほど、時間が短く感じられるということなのです。
年をとればとるほど時間の長さが早く感じられる理由につながる発見です。
代謝が早いと、身体のエネルギーの循環スピードも早くなります。
「子供の頃は時間が経つのが遅かった」と感じませんか? 
それは、誰しも子供の頃のほうが身体の代謝が活発だったからなのです。
事実、毎日バリバリ仕事をしながら、空いた時間にジムに通って身体を鍛えているような経営者は、常人よりも何倍も仕事量をこなします。
彼らの中に流れる「心的時間」が長いからこそ、実現できているのかもしれませんね。
私たちは同じ時間であっても、その時間を長くも短くも感じることができるのです。
同じ今を生きているなら、長くたくさん時間があると感じたいですね。

心的時間を長く感じながら自分のやりたいことに向かっていけるといいですね。