岐阜県多治見市にある「C-POWER WorkingSupportドーラ」は身体、知的、精神などの
何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を目指して取り組む就労移行支援事業所です。
ドーラ(DOLA)とは、「Design Of Life Academy」の頭文字をとって名付けた事業所で、障害のある方が自分自身のこれからの人生と向き合い、生きるために何を学び、社会の中で
どう自立して生きていくかを考え、「自分の人生設計をしていく場」です。
将来の自立した生活に向け、知っておくと良いことについてご紹介いたします。
【係決め】
ドーラは2年間という期限があり、いつ誰が退所されるかわかりません。
自分が担当している係の活動内容を明確にし、新しい訓練生にも引き継いでいけるように
しましょう。
誰か1人が頑張って何とかするのではなく、全員が1つ役割を担って、ドーラをみんなの力で良い事業所にしていきましょう。
そのために、どんな係が必要で、いつ、どんなことをしていくと良いかそれぞれ考えて
みました。
①生活
②図書
③環境
④保健衛生
⑤学習
以上の5つの係は、ドーラで訓練する上で必要です。
それぞれの係の活動内容も考えました。
②図書係は、毎月図書館で借りている本の管理や、図書カードの作成、本を借りる時にきちんとカードに貸し出し内容が書かれているかを確認する等やるべきことが明確です。
①の生活係はどうでしょう?
なかなか具体的な活動内容が決まりません。
生活は当たり前なようで、ドーラの訓練には関係ないのでは?と思いがちですね。
③の環境係もドーラの環境で考えるとどんな活動をしていくのか難しいですね。
植物の水やりやゴミの収集などはどうかという意見もあり、皆で係の活動内容を考えることができました。
自分たちの居場所を、自分たちで良くしていくことは、働く社会人になっても必要なこと
ですね。