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    「〇に近い△を生きる 『正論』や『正解』にだまされるな」

読書のススメ
「〇に近い△を生きる 『正論』や『正解』にだまされるな」

DoLA / パテ

2021.06.18


 

人にはそれぞれ、些細なことから大きなものまで様々な課題が存在します。
その課題を克服したり、目標を達成したりしながら、より良い幸せな人生を求めて
生きています。

そんな皆様へお勧めしたい本をご紹介いたします。

「〇に近い△を生きる 『正論』や『正解』にだまされるな」           著者:鎌田 實 氏

いい子と悪い子。
勝ちと負け。
ぼく達は勝手にそれに〇と×をつけてきた。
〇と×のレッテルを貼る生き方はお手軽だ。
ぼく達はレッテルを貼るのが好きな動物。
勝ちが〇で負けが×、本当だろうか。
子育てに苦労しているお父さん、お母さん、気づいてほしい。
勝ちのような負けがあったり、負けのような勝ちがあったりすることを。

「現実」は「正解」を超えている。

〇と×の発想法は堅苦しくて不自由で面白みがない。
〇と×の間にある無数の△=「別解」に、限りない自由や魅力を感じる。
丸に近い△の生き方は、柔らかな生き方だ。

このことを理解できない人は、なにをしても成功しないだろう。
組織の中で潰されそうなあなたに、無数の△の生き方があることに気づいてほしい。

あなたにとって大切なものはなんですか18歳の夏、父親の首を絞めた。

「自由」の大切さがわかった、18歳の夏の夜だった。

「大学に行かせてほしい」という僕の願いに、父の岩次郎さんは「貧乏人は勉強なんかするな、働け」といった。
とっさに父の首を絞めた。

青春は戦いだった。
恥ずかしい戦いである。
自由を得るための戦いだった。

ぼくを拾って育ててくれた命の恩人の首を絞めた。

自分の思い通りにならないから。
僕は修羅だった。

父は、息子に首を絞められ泣き出した。
その父を見て僕の手は緩んだ。
泣きながら父は言った。

「それほど勉強がしたいのか、お前に自由をやる」

「後は自分の責任で生きろ、入学金や授業料のことも全部自分でやってくれ、これから起きる人生のすべてのことを自分の責任で生きるならば、お前は今日から自由だ、うちのような貧乏な人や弱い人のことを忘れるな」

18歳の夏、僕は本物の自由を手に入れた。
あの時から、僕は自由にこだわりながら生きてきた。
いつもしがらみに負けず、自由でいたいと思ってきた。
「お前は自由に生きているか。しがらみに負けていないか」
自分流の生き方をしているか、いつも自分に問いを発し続けている。

実は、この自由は誰にでもあることに気づいてない人が多い。
自分の自由が見えていないのだ。

ラーメンを食べにラーメン屋さんに入ったとき、味噌ラーメンにしようか、塩ラーメンに
しようか、醤油ラーメンにしようか選ぶことができる。
ぼく達は自由なんだ。
人生だって同じ。
生きるということは、自分が自由であることに気が付くこと。

チェルノブイリには22年間で97回の医師団をだした。
約14億円の医療機器や医薬品を支援してきた。
子供の命を守る活動は今も続いている。
思い込みの△はけっこうパワーがいるのだ。

自由はバランスだ。
自分の自由を大事にしながら、1%だけ他者の自由を尊重して生きること。
ほんのちょっと他者のことを思うことが大事。
100%自分の自由だけを尊重すると単なるわがままになる。
国と国の関係では戦いになる。
このたった1%が大事なんだ。
ぼくは今までよく「1%は誰かのために」ということを言い続けてきた。
自分が一番可愛い。自分のため、家族のために99%は生きてきた。
でも、でも、1%だけは誰かのために、と思って生きてきた。

考え方は全く同じ。
自分の自由が大事。
99%自分の自由を大事にしながら、1%はいつも誰かの自由を大切にする。
1%なら、どんなに自我の強いひとでもやれそうな気がする。

この1%が、戦ってでも、人をやっつけてでも生き抜きたいという、人間がもっている本能を暴走させない大切なコツなのだ。

悲しみや苦しみを抱えた人が多いこの時代に、絶対的な「正解」はありません。
生き方をちょっと変えてみる、視点をちょっと変えてみる、そんなちょっとで、
人生はすごーく大きく変わるんでしょうね。
私ももう一度1%の何かに挑戦してみようと思いました。

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