岐阜県多治見市にある「C-POWER WorkingSupport ドーラ」は身体、知的、精神などの何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を目指して取り組む就労移行支援事業所です。
ドーラ(DOLA)とは、「Design Of Life Academy」の頭文字をとって名付けた事業所で、障害のある方が自分自身のこれからの人生と向き合い、生きるために何を学び、社会の中で
どう自立して生きていくかを考え、「自分の人生設計をしていく場」です。
ドーラの講義をご紹介いたします。
【良いトコ見つけ】
何気なく過ぎる毎日でも、その日は誰かにとっての大切な記念日です。
一日を大切にする気持ち、1分1秒を大切にする気持ちをもてるようなきっかけになればと思っています。
この講義は「今日は何の日?」から始まり、いろんなことに興味がもてるようになるための訓練の一つです。
些細なことに興味をもつことで、会話の引き出しを増やし、雑談力を鍛えていきます。
新学期・就職・新生活など心機一転の4月。財布を新しくするという方も多くなる季節です。
今回は、そんな4月からの新しい生活に向けて、お金のアレコレを考えてみようと思います。
「皆さんは一人暮らしをしたことがありますか?」
「皆さんは一人暮らしをしたいと思っていますか?」
では、一人暮らしをするのにいくらくらいのお金が必要か考えてみましょう。
▽1ヶ月の生活費(平均)
食費 | 約44,000円 |
水道光熱費 | 約12,000円 |
娯楽交際費 | 約20,000円 |
交通・通信費 | 約21,000円 |
その他 | 約27,000円 |
合計 | 約143,000円 |
※参考:総務省統計局ホームページ「家計調査年報(家計収支編)2019年(令和元年)-家計の概要」
家賃を除いた1ヶ月あたりの費用はおよそ以上のとおりです。
こちらは年齢・職業・性別などにより誤差があるため、あくまで平均値として捉えてください。
水道光熱費は季節によって金額が変わります。
気温によってエアコンを使う機会が増えるため、春と秋は電気代が比較的安くなる傾向にありますが、気にして節約しすぎると体調を崩すこともあるので、使いすぎないように意識しておくとよいでしょう。
手取り額の「三分の一以下」が一人暮らしにかける目安
住む地域によっても平均家賃は違います。
▽地域別の家賃(平均)
東京 | 約68,000円 |
神奈川 | 約58,000円 |
大阪 | 約55,000円 |
福岡 | 約47,000円 |
全国平均 | 約50,000円 |
※参考:全国賃貸管理ビジネス協会「全国平均家賃による間取り別賃料の推移(2021年1月調査)」
一人暮らしの場合、家賃は最大の割合を占める出費です。全国賃貸ビジネス協会が2021年1月に行った調査によると、47都道府県の中で東京が最も高い平均値となりました。
家賃額は、手取り額の三分の一以下が目安だと言われています。
手取り額とは、給料から社会保険料・税金などを差し引き、実際に手にすることができる金額のことです。
家賃の目安を考慮すると、いくら希望の条件を満たしているとしても、高すぎる物件に住むのはおすすめしません。
家賃が手取り額の三分の一超となった場合、節約の前に通常の生活を送ることすら難しくなる可能性が高いのです。
また、手取り額が少ない人の場合は、貯金をすることも考えて、家賃の目安は給料の25%にしておくのが賢明だといえます。
貯金をするなど余裕を持って暮らすためには、家賃や生活費を節約し、支出を減らすのがポイントです。
岐阜県多治見市の年収データについては以下の通りです。
300万円未満30.7%、300万~500万円未満31.4%、500万~700万円未満17.6%、
700万~1000万円未満12.3%、1000万~1500万円未満6.5%、1500万円以上1.5%、
という結果になりました。
多治見市の平均年収:523万円、岐阜県の平均年収:518万円、全国の平均年収:503万円、多治見市の平均年収は523万円で、岐阜県の市町村42位中15位で、全国の平均年収からは20万円上回る結果になりました。
年収階級別にみると年収300万〜500万円未満の世帯が一番多く12991世帯(31.4%)となりました。
自分の生活で、何にいくらくらい使っているかを思い出してみましょう。
多治見市の単身世帯の各支出項目は割合が大きい順に食費、その他諸雑費、交通・通信費、趣味・娯楽費、住居費となりました。
最も割合が大きいのが食費で多治見市では年間支出の25.8%を占めています。
土日に「モーニングに行く」という文化も支出を見るとわかりやすいですね。
水道光熱費とは、生活に必要な火や水、光などのエネルギーを購入する際にかかる費用のことで、単身世帯の多治見市の水道光熱費の平均は140,000円でした。
内訳は、電気代が72,000円、ガス代が40,000円、水道代が24,000円、その他が6,000円となります。
家賃や物件価格だけでなく光熱費も含めた金額で住まいを選びましょう。
私たちが生活する上で、目に見えないところでもお金がかかっていることがわかりました。
意識して使わないと無駄に浪費することになりますね。
また、自分の収入に合った生活をしていかなくては、安心して暮らすことはできませんね。
私たちは生きているだけでもお金がかかるのです。
自分の生活を知り、今後の働き方も含めて考えるきっかけになりました。