人にはそれぞれ、些細なことから大きなものまで様々な課題が存在します。
その課題を克服したり、目標を達成したりしながら、より良い幸せな人生を求めて生きています。
そんな皆様へお勧めしたい本をご紹介していきます。
「弱さをさらけだす勇気」 著者:松岡修造 氏
「出会い」は求めて引き寄せる新しい世界に飛び込むときは、誰でも不安で自分に自信が持てず、尻込みしてしまうもの。そんなとき、自分の背中をポンと押してくれる力強い「言葉」があれば、一歩を踏み出す勇気が湧いてきます。それがきっかけになって、潜在能力を開花させることも多いと思います。
あなたの周りにも、そんな言葉をかけて背中を押してくれる人がきっといるはず。家族、友達、先生、監督やコーチ、先輩や上司・・・。これからの様々な出会いの中でも、そういう存在がきっと見つかるはずです。
人間は一生のうち逢うべき人に必ず逢える。しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎないときに。しかし、うちに求める心なくば、眼前にその人ありといえども、縁は生じず。
人は、出会うべき人と絶妙のタイミングで必ず出会える。ただ、自分の心が求めていなければ、目の前にその人がいても縁は生まれない、という意味です。求める思いの強さが大事な人との出会いを引き寄せ、その後の自分の運命を変えることもある。だから「求める力」をもち、どんな小さな出会いも大切にしていこう。
宿命は持って生まれたもの、運命はつくるもの「運命で人の未来は決まっているから努力しても無駄」という考え方の人もいるようです。宿命は辞書に「前世から決まっている運命」のこと。文字のイメージからも「自分が生まれる前から棲みついちゃってるな」という感じがします。
一方、運命は「人間の意志にかかわりなく、身の上にめぐってくる幸福や不幸」のことですが、「めぐりあわせ、将来の成り行き」という意味もあります。文字のイメージからすると「物事の運びようによって、変わってくるんじゃないか?」という気がします。必ずしも絶対的なものではなく、自分の受け止め方や行動でコントロールできるものだと思うんです。運命というのは、どういう学校へ行き、どんな人と出会い、どんな経験や仕事をするか、その中で自分のどういう才能を伸ばしていくかによって、大きく変わると思います。
チャンスはどこにあるかわかりません。とらえ方によって、それがチャンスになるかどうかも違ってきます。
運命がどこでどう変わるかは、すべて自分自身の気持ちや行動しだい。だから「努力しても無駄」ではないのです。
性格は変えられなくても、心は変えられる「私はすぐにあきらめてしまう弱い性格です」という人がいます。でも、すぐにあきらめてしまうのはその人の性格ではなく心です。
性格というのは、人それぞれがもって生まれた感情や意思の傾向なので、変えることができないかもしれません。けれど心は変えることができます。心は、知識や知恵、感情、意志などをひっくるめたもの。だから知的刺激を自分に与えたり、いろいろな経験を積んだり、感情をコントロールしたり、なりたい自分や達成したい目標をはっきりさせることで、どんどん変わっていきます。ものごとのとらえ方によって、心を変えることができるのです。どうすれば心の弱さを変えてやる気になれるのか・・・「無理、ダメ、もうできない」という自分の心の声が聞こえたら、「できる!」と言い聞かせましょう。
周囲のみんながあなたを信じるパワー。あなた自身が自分を信じるパワー。そして、無理、もうダメ、もうできない状態からも脱出にチャレンジしていくパワーです。「できる!」には大きなパワーがあります。
テレビでもお馴染み「松岡修造節」がたくさん詰まった1冊でした。あの元気は真似できない・・・でも、とっても元気をもらいました。
「私だから、できる!」そう自分を信じて、「できる!」の言葉の魔法にかかってみようと思いました。