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シパツウ - C-POWER通信

職業人講話 ~自分も相手も否定しない~

岐阜県多治見市にある「C-POWER WorkingSupport ドーラ」は身体、知的、精神など何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を目指して取り組む就労移行支援事業所です。

C-POWERグループでは、地域の職業人をお招きし「働くこと」を一人ひとりが考える「職業人講話」の時間があります。
–––◆職業人講話の目的◆–––
➀それぞれの職業生活を理解する
②働くことの目的や意義を考える
③自分の生き方や将来設計を考える
④地域の良さや地元への愛着を深める
⑤社会に出ていくことへの意識を高める

【講師紹介】
今回は、相談支援事業所CSロープから相談支援専門員 菅原真帆さんに来ていただきました。相談支援専門員とは、障害がある方とその家族が暮らしやすくする為に各機関と連携し福祉サービスに繋げることが主な仕事内容です。相談内容は、生活全般だけでなく、仕事や家庭のことなど多岐に渡ります。
菅原さんには、福祉の道を目指したきっかけや今までの経験で得たことを話していただきました。


【講話内容】

■福祉を目指したきっかけ
25年前、初めて就職したのは小さな町役場でした。当時は福祉について全く知らない状態でした。住民課に配属されましたが、小さな町役場なので、他の課の仕事も担当していました。その中に、福祉も含まれていました。この町役場で出会った二人の上司から言われたことが福祉の道を目指すきっかけになりました。上司Aさん、上司Bさんとここでは紹介します。それぞれ何があったか話していきます。

・上司Aさんとのやり取りで発見したこと
Aさんに言われた一言が私にとって、とても衝撃的でした。
それは、「福祉について相談に来た方はまず断りなさい。」という言葉。

私は、ビックリしましたが、よくAさんの話を聞くと『町役場があるこの町は小さく集められる税金も少ない。少ない税金を水道や道路といったインフラに回したい。だから福祉に税金を回すことは難しい』とのことでした。Aさんの意見を聞いた私は、分かることもあるがどこかモヤモヤしていました。

ある人との出会いで考え方を変えることができました。
その方は、難病を抱えていました。町役場に社会と繋がるためにPCを購入したいから補助してくれないか?と相談にきました。当時PCは20万円と高く、町役場で補助をすることは前例がないことでした。
ただ、相談を断りたくない気持ちで、上司であるAさんに相談する前に何か制度がないか自分で調べました。調べた結果、当時の制度を駆使すれば20万円の内、15万円分は国や県が負担し、残りの5万円分を町で負担すればよいことがわかりました。このことをAさんに報告すると前向きな返答を貰うことができました。

私はAさんとのやり取りの中で価値観が違う人同士で目的を達成する為には、相手の価値観や大事にしていることをまず理解することが大切で、そのうえで自分自身が頼れる先を探して、どうすればいいか聞いて調べて学び、相手に歩み寄ることで、お互いの意見が交わる答えが見つけることができることを体感しました。

・上司Bさんの一言で見つかった夢
ある日、町役場に相談にきた方の話を聞いているうちにその方が泣き出してしまい私もつられて泣いてしまったことがあります。その様子を見て、Bさんから「お客様の前では、泣いてはいけない」と教わりました。

私はこの時、福祉の仕事は、自分の気持ちをコントロールする仕事なんだ、仕事をする上で自分の気持ちをコントロールして、福祉に関わりたい!と思うようになりました。そのことがきっかけで社会福祉士という資格を得る為、通信制の学校に行くことを決意しました。

お二人のおかげで福祉の道を目指すことができました。


■自己覚知
学校の授業の中で教えてもらったことのなか、今も大切にしていることがあります。「自己覚知」というものです。

自己覚知とは、自分の気持ち(ポジティブなことも、ネガティブなことすべて)丸ごと受け止めることです。
この授業を受けている時、先生が言っていたことが心に残っています。
「自分の感情を大切にしてください。否定しないで、大事に認めてあげて。」
「嫌なことはまず自分の心の中の箱に大事にしまってください。しまっておけば、人に見せずに落ち着かせることができます。」
このことは今でも大切にしています。

皆さんには、自分の良いところも悪いところも全部まとめて大事にしてほしいと思います。

自分が誰かに大切にされたいと思う時もあると思います。そんなときこそ、大切にしてほしい人に向けて、先に優しくしてあげてほしいです。

■自己決定
次に伝えたいことは、自己決定を大切にしてほしいということです。
生きていると、どうしたらいいか分からないことにぶつかると思います。辛いから他人に決めてほしいと考えることもあります。自分で決められないことは誰にでもあります。それでも悩んで悩んで自分で決めたことは大切なものになります。自分の事ですから、他人に任せるのではなくぜひ自己決定してほしいです。相談もたくさんしてほしいと思います。

■まとめ
・相手の価値観・自分の嫌なところを否定しない。
相手の価値観を理解して、お互いに歩み寄れる考えを探し続けること。
ネガティブな感情は、大事に箱にしまっておくと仕事でも家庭でもうまくいく。

・大切な人に対して、まず人より先に優しくする

・自分で決める
違っていても何度も知識を得て、相談して、自分で決める。

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質疑応答の時間では、歩み寄るコツについて質問された方がいました。

歩み寄れることができない時もあります。
その自分の気持ちは大事にしてください。そしてどうして、相手はそう言っているのか相手の気持ちを理解することに尽きると思います。
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菅原さんのお話にもありましたが、大切にされたい時、どうしても自分中心の考えをしてしまいます。そんな自分も否定せずに大事にして、大切に箱にしまえるようになりたいと思いました。そして、大切にされたい時に人に優しくできるようにしたいと思いました。

随時、見学・体験ができます。まずはお問合せください。
C-POWER WorkingSupportドーラ 
TEL:0572-26-8523

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担当:河内(かわち)