岐阜県多治見市にある「C-POWER WorkingSupport ドーラ」は・身体・知的・精神などの何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を目指して取り組む就労移行支援事業所です。
ドーラ(DOLA)とは、「Design Of Life Academy」の頭文字をとって名付けた事業所で、障害のある方が自分自身のこれからの人生と向き合い、生きるために何を学び、社会の中でどう自立して生きていくかを考え、「自分の人生設計をしていく場」です。
ドーラの講義の1つをご紹介いたします。
【ドーラ委員会】
ドーラでは、週に1回「委員会」の時間があります。
その時のドーラに必要なことを役割分担して進めていきます。
今回は、「行事委員」、「調達委員」、「環境委員」、に分かれて、担当者で協力しながら働きました。
各委員の中でもやることが1~4つほどありました。
委員の中で担当に分かれつつ、進捗によって協力し合って行います。
「行事委員」は春の散策に向けて、ゲームの準備をしました。
チームの名前を記入すボードを作る人、すごろくの内容を考える人、すごろくのコマを作る人、玉入れの箱を作る人等に分かれて作業しました。
「調達委員」は、事業所の中の売店で販売する飲み物を買いに行き、冷蔵庫に詰めていきます。
その時の人気の飲み物や季節に合ったものを購入し、重いので協力し合って運びます。
「環境委員」は、ドーラで訓練するために必要な環境を整えていく仕事をします。
新しく入所された方や、3月で退所された方の名札の入れ替えや、当番表の作成、名前のマグネット作成、スタッフ写真の更新、今月のカレンダーの作成などです。
どの仕事も、皆が安心して通所し、よりよい訓練をするために必要な仕事であり、協力し合って取り組むことで働く練習になります。
1時間の委員会でできなかったことは、午後からの個別課題の時間にも集まって取り組みました。
働く上で、頼まれたことを最後まで責任をもって取り組むことが大切です。
毎日の訓練の中で、誰とでも協力し合って、自分のできることをやっていく練習ができますね。
様々な準備をしっかりしておくと、やりたいことがスムーズにできますね。