岐阜県多治見市にある「C-POWER WorkingSupport ドーラ」は身体、知的、精神など何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を目指して取り組む就労移行支援事業所です。C-POWERグループでは、地域の職業人をお招きし「働くこと」を一人ひとりが考える「職業人講話」の時間があります。
◆職業人講話の目的◆
➀それぞれの職業生活を理解する
②働くことの目的や意義を考える
③自分の生き方や将来設計を考える
④地域の良さや地元への愛着を深める
⑤社会に出ていくことへの意識を高める

【今月の講師】
今回は、C-POWERグループ 就労移行支援事業所 ドーラ・就労定着支援事業所 パテで管理者兼サービス管理責任者の河内 晃彦さんにお話ししていただきました。
河内さんは、昭和43年生まれの56歳。大学進学で神奈川県に暮らしていましたが、就職を機に多治見に戻られました。社団法人多治見市シルバーセンターに入職。事務局で活躍し、約20年間勤められました。
ご自身の生い立ちから現在まで事細かに教えてくださいました。その中で河内さんは、自分の人生は笑顔で友人に恵まれ、助けられた幸運な人生だと話されました。中学時代、お母様が体調を悪くされ入退院を繰り返している時期に近所の方が気にかけて面倒を見てくれたこと。学生時代のアルバイトを通して、周囲の人から社会人マナーを教わったこと。大学時代に所属した研究室の先生に助けられたこと等、沢山の人に助けられた経験からご自身が助ける側になりたいという思いがあったそうです。しかし、就職するまで福祉についてあまり考えていなかったそうです。職場を通じてできた福祉の仕事をされている友人を見て福祉に関わり、周りの人を助けることができると思い、転職。現在はC-POWERグループで活躍されています。
【講話内容】
特にシルバー人材センターでの経験が今に活かされていると教えてくださいました。
60歳以上で元看護師、元警察官、元建築業、元製造業に元技術職や元事務職など経験豊富な方々が働かれている職場だったとのこと。河内さんは入職当時一番若く、事務局職員として経験不足なところを周囲の方々に助けてもらい、また働く姿から学びを得たと話されました。専門的な知識から組織論など「信頼」「信用」「頼られる」人材になるための学びができたそうです。
学んだ中で今も働く上で大切にしていることは、「必ず答えを出す」こと。
知らないこと、経験がないことに直面すると諦めてしまいがちだが、調べたり、経験者に相談したり、実際にやってみることが大切で繰り返していく内に答えが必ず出て来る。その時に出した答えが、間違っていても間違えたという「答え」が出ただけで気にせずにきり替えてやり直していけばいい。答えを出すことを心がけて考え、行動していく内に「信頼」「信用」「頼られる」人材になっていくと教えてくださいました。

訓練生の皆さんに向けてメッセージをくださいました。
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これだ!というものを見つけ、スペシャリストを目指してください。
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今回の講話を通して、答えを出すということに対して改めて考えさせられました。諦めてしまった課題にもう一度挑戦したいと思えました!また挑戦しやすい環境づくりを心掛けていきたいと思いました。
随時、見学・体験ができます。まずはお問合せください。
C-POWER WorkingSupportドーラ 0572‐26‐8523 担当:河内(かわち)