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シパツウ - C-POWER通信

就労移行支援事業所C-POWER WorkingSupportドーラ「レタリング」の講義

岐阜県多治見市にある「C-POWER WorkingSupport ドーラ」は・身体・知的・精神などの何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を目指して取り組む就労移行支援事業所です。
ドーラ(DOLA)とは、「Design Of Life Academy」の頭文字をとって名付けた事業所で、障害のある方が自分自身のこれからの人生と向き合い、生きるために何を学び、社会の中でどう自立して生きていくかを考え、「自分の人生設計をしていく場」です。

ドーラの講義の1つをご紹介いたします。

 【文字のデザイン】

今回は、2時間の単元で「文字のデザイン」を学びました。
文字をデザインすることやデザインされた文字のことを「レタリング」と言います。
小学生の頃にポスター制作をやった方は覚えているかもしれませんね。
このレタリングを通して、文字の形の違いに気付いたり、見やすい書体を考えたりして資料作りに活かせるように学ぶことがねらいです。
また、見本をよく見て、大きさや線の長さ、形の特徴を捉えて実際に書いてみることにも挑戦しました。
よく見る力を養うことで、仕事をする上で必要な検品や自己チェックにも役立ちます。

前回の続きで「永」の明朝体とゴシック体を書きました。
レタリングにも手順があります。
手順通りに進めていかないと、あとでせっかく書いたところを消していくことになってしまいます。
仕事でも、段取りが必要です。
手順を守って進めましょう。
できた人から自分の名前の文字を3つ選んで、明朝体・ゴシック体で書いてみました。
画数の多い漢字が名前にあるとちょっと迷う気持ちもありましたが、「挑戦してみる」と言った方もみえました。
完成したら、「個人課題掲示コーナー」に掲示していきます。

2時間でしたが、1つの文字をしっかり見つめ、根気よく黙々と取り組むことができました。
身近にあふれている文字。
どこにどんな書体が使われているか意識し、相手に伝わりやすい文字のデザインをしていけるといいですね。