「R‐Me(アールミー)」
RULE(ルール)とは、人々が安心・安全に暮らすために、また、物事がスムーズに進むように守らなければいけない決まりのことです。
MANNER(マナー)とは、社会的にその場にふさわしい行動をとること、行儀作法のことです。
ETIQUETTE(エチケット)とは、人に迷惑をかけない、人を思いやる行為のこと、礼儀のことです。
社会に出て働く上で、この3つはとても大切です。
ドーラではこの3つを学ぶ時間を「R‐Me(アールミー)」といっています。
今回は、手紙やはがきの書き方・出し方について学びました。
宛名(敬称)の書き方
手紙やハガキの宛名につける「敬称」とは、送る相手に対して敬意を表す言葉です。
一般に使用される敬称【様・殿・御中・各位・先生・様方・気付】があります。
個人にあてる「様」「殿」
「様」は、年齢・性別・社会的地位などに関わらず、個人名の後につけて、広く一般的に使用される敬称です。
書き言葉・話し言葉の制限もなく使用することができます。
個人名に使用される敬称には、「様」以外に「殿」があります。
「殿」は主に書き言葉として使用される敬称で、官公庁や企業などの公的文書や、表彰状の受賞者名などに使用されますが、最近では「殿」は格下や同格の相手に使用する接尾語であるとの見方が一般的になっているため、官公庁や企業などの公的文書においても「様」を用いるケースが増えてきています。
特定の個人にあてる「先生」
「先生」は、教師・講師・医師・弁護士・会計士・牧師・議員・作家・・・など、一般的に「先生」と呼ばれる教育関係者や特定の職業に就く人に対して使用される敬称です。
「先生」」に「様」や「殿」を重ねてつけて、二重敬称にならないように気をつけましょう。
例: ×A先生様 ×A先生殿
組織・団体にあてる「御中」
会社・学校・病院・役所など、組織や団体にあてる場合の敬称を「御中(おんちゅう)」と書きます。
宛先に部署名、課名を書く場合は、「社名→部・課名→御中」の順に書きます。
組織・団体に所属する個人にあてる「様」
会社に勤める社員など、企業や団体に所属する個人にあてる場合の敬称は「様」です。
企業・団体名→部・課名→肩書・個人名→様 の順に書きます。
年賀状の書き方
〇上司には、「今年は頑張ります!」と元気に抱負を書きこもう。
「今年こそ彼氏を見つけます」など仕事以外のコメントはNG。
例:「本年もご指導よろしくお願いいたします。」「今年こそは○○プロジェクトを成功させるよう一層精進いたします」「今年は営業成績1位になるように頑張ります」
〇同僚へはそれほどこだわる必要はありません。
お世話になっている同僚なら仕事のことを、仲の良い同僚にはプライベートについてコメントしてもOK。
例:「今年もよろしくね」「今年はお互い良いことがあるといいね」「お互い頑張ろう!」
〇長年会っていない友人にはまず「今年こそ会いたいね」と気持ちを伝えてみましょう。
さらに相手が「○○ちゃん、今こんなことしてるんだ!」と目に浮かぶような具体的なコメントを添えると親切ですね。
例:「子どもが生まれました、忙しさ倍増ですが、新しい発見も多く充実しています」
〇親戚でも、1年に1度程度しか会わない人も多いはず。
一般的な挨拶にプラスして、「私はこうしています」と近況報告をするといいですね。
例:「ご無沙汰しておりますが、皆様お変わりありませんか」「私は○○で頑張っています」
尊敬語・謙譲語・丁寧語をマスターし、正しい日本語とルール・マナー・エチケットで人と接することができるといいですね。