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シパツウ - C-POWER通信

就労移行支援事業所C-POWER
WorkingSupportドーラ
「面トレ」の講義

岐阜県多治見市にある「C-POWER WorkingSupport ドーラ」は身体、知的、精神などの
何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を目指して取り組む就労移行支援事業所です。
ドーラ(DOLA)とは、「Design Of Life Academy」の頭文字をとって名付けた事業所で、障害のある方が自分自身のこれからの人生と向き合い、生きるために何を学び、社会の中で
どう自立して生きていくかを考え「自分の人生設計をしていく場」です。
一人ひとりが希望する働き方を一緒に考え、働くために必要な訓練を「共通課題」
「個別課題」「自由課題」に分かれて行います。
希望する働き方や実現までの道のりは、一人ひとり違います。
それぞれのプランに合わせて、必要なことを訓練していきます。
電話応対やパソコン訓練、コミュニケーション能力など、社会に出るために必要な力を
ビジネス基礎としてカリキュラムに準備しています。
一人ひとりの「こんなふうに働きたい」を考え、そのためには何が必要か、今の自分を知り、環境を知り、自分の役割を知ることができるように、毎日の訓練を大切にしています。

ドーラの講義をご紹介いたします。

【面トレ】

今回の課題は「面接で明るい印象を与える表情を練習しましょう」です。

さて、面接では誰でも印象よく見てもらいたい気持ちがあると思います。
では、印象を良くするポイントは何でしょう。

印象を良くする5つのポイント

  • 身だしなみ
  • 表情
  • 姿勢
  • 視線
  • 相槌

身だしなみはこれまでの様々な講義で「大切です」と伝えてきました。
ドーラでも週のはじめを「身だしなみチェックの日」として確認しています。
見た目は印象を決める大切なポイントです。
また、おしゃれと身だしなみは違います。
相手を不快にさせない「印象の良い身だしなみ」をしたいですね。

今回の課題でもある「表情」について、考えてみましょう。

良い表情とはどんな表情でしょうか。

「笑顔」という意見がありました。
では、皆さんはどうやって「笑顔」をつくりますか?
「目で笑う」「口角をあげる」という意見がありました。

素敵な笑顔を作れる自分でいることが、心の明るさにつながります。

「落ち舌」が下顔面をたるませていた!
舌の正しい位置はどこ?見た目も健康も損ねる落ち舌

長引くマスク生活で、気づかないうちに口まわりに変化が起きています。
見た目では口角やフェイスラインが下がり、ほうれい線も深くなっていませんか。
マスクに隠れて口が半開きになりがちで、滑舌が悪くなったり、食べ物の飲み込みもへたに
なったりするといいます。
また、口が開いていると口内が乾燥し、口臭が強まり、歯周病や虫歯になることも
あるのです。

これには『落ち舌』が関係しています。
舌の位置はあごの上に張りついているのが正しいのですが、意識していないと舌の位置が下がり、口が半開きになりやすくなるのです。

マスクで口もとが見えず、気がゆるみがちになっているのも一因です。

口は呼吸や食事など生命維持に欠かせない器官であり、人とコミュニケーションをとる
ために必須の会話も口あってのものですね。
なかでも舌は、その中心的な役割を果たしているのです。
舌が正しい位置を意識するだけで見た目も変わりますし、さらに舌の筋肉を鍛えれば落ち舌も解消できます。
口内環境が整い、口もとや顔まわりの筋肉のたるみも改善します。

舌に隣接している顔全体の表情筋がたるむと、フェイスラインや口角が落ちてしまいます。
健康面では食べ物をのどの奥に送り込む動作がうまくできなくなり、飲み込みがへたになってしまうのです。
さらに落ち舌が招く口呼吸で口の中が乾燥し、唾液が減る原因にもなります。
また、舌と連動しているのどの声帯筋の筋力が低下し、老けた印象の声になるなど悪いことずくめなのです。
あごの下側にある舌骨上筋群(ぜっこつじょうきんぐん)は飲み込みに欠かせない筋肉で、ここを動かして鍛えると、落ち舌対策に効果が期待できます。

表情筋を鍛えよう!

顔の運動不足は「顔のたるみ」「シワ」「フェイスラインの崩れ」など、老け見えの原因を作ってしまいます。

表情筋を鍛えると、顔の筋肉はしまりつつ、しなやかになります。
このしなやかさは、肌の新陳代謝を促進することにもつながりますし、肌にハリをもたらし、たるみやシワは目立たなくなります。

≪舌の根元を鍛える≫

 ・がかぐぎ ぎぐかが 

 ・かてぃるとぅとぅるてぃか

「か行」「が行」は下の根元部分を集中的に刺激します。
「かぐ」「ぐか」はとくにポイント!口の開きが大きく変化するので、素早く・大きく表情筋を動かすのがコツ。

≪舌の中央を鍛える≫

 ・ひゃだひょ ひゅひゅ ひょだひゃ舌

「ひゃ」「ひゅ」「ひょ」の連続で鍛えられるのは、舌の中央にある外舌筋(がいぜつきん)
です。
この筋肉は舌上下左右と柔軟に動かすための大切な部分です。
ここと連動して表情筋も鍛えられます。

≪舌の先を鍛える≫

 ・だぞざぞ どざぞだ

口の空洞を大きくつくった状態で発声するため表情筋にも効果があります。

≪顔全体を鍛える≫

 ・うにふり りふにう   

 ・ばにゅ ぽみゅみゅ ぽにゅば

母音の「い」「う」は口角を引き上げる動きのため、ほうれい線対策に最適です。
口を開ける、閉じる、舌を持ち上げる、上下の唇を合わせた状態から破裂音を出すなど、
舌全体、口輪筋、表情筋を使って言えるようになるといいですね。

顔の筋肉をほぐして、毎日笑顔でいられる自分づくりをしていきましょう。