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シパツウ - C-POWER通信

就労移行支援事業所C-POWER WorkingSupportドーラ「面トレ」の講義

岐阜県多治見市にある「C-POWER Working Support ドーラ」は身体、知的、精神などの何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を目指して取り組む就労移行支援事業所です。
ドーラ(DOLA)とは、「Design Of Life Academy」の頭文字をとって名付けた事業所で、障害のある方が自分自身のこれからの人生と向き合い、生きるために何を学び、社会の中でどう自立して生きていくかを考え「自分の人生設計をしていく場」です。

ドーラの講義の1つをご紹介いたします。

【面トレ】

「面トレ」とは、面接のための準備講座です。

今回の課題は、「運が良くなる習慣をしているか自分を見つめてみよう!」です。面接と「運」って関係あるの?と思う人もいるでしょう。人との出会いの場の一つでもある面接。企業にとっては良い人財に出会いたいと心から願っているのです。

出会いも偶然ではなく、必然です。

世の中に偶然などなく、すべてはそうなるべくしてなったという「必然」であると考えるなら、「運」というのも自分で操ることができるのではないでしょうか。そうだとしたら、運が「悪い」よりも「良い」に越したことはありません。誰でも「運が良い」人になりたいと願うことでしょう。では、あなたは「運の良い人」でしょうか?企業が「欲しい!」と思う「良い人財」でしょうか?

企業も生き物です。良い時もあれば悪い時もある。だからこそ、会社が良くなるような良い要素を集めたいと願うでしょう。その組織の一部が「あなた」なのです。だとしたら、採用されるにはあなた自身が「運の良い人」でなければならないのは理解できますね。今回は、「運を良くする習慣」について考え、運が良くなる習慣を手に入れていきたいと思います。

≪運が良い人の共通点≫
・自分と他人を比較しない・・・自分が成長しているかが大事
・自分の芯をもっている・・・周りに流されず辛くてもどっしり構えて耐えられる
自分の時間を大切にしている・・・今の自分はどんな状況か冷静に見つめている
・とにかくGive(与える)の精神・・・愛情豊かで見返りを期待したり自分の評判を気にしたりしない
・仕事や恋愛など何事にも本気・・・どんなことにも本気で取り組み手を抜かない
・ピンチな時こそ成功のチャンス・・・上手くいかない時でも成功のイメージがもてる
・健康的な生活習慣を心掛ける・・・精神的な安定を保つことが大切
・人の幸せを自分事のように喜ぶ・・・人の幸福を100%全力で喜び、自分のチャレンジのパワーにできる

ハートフォードシャー大学のリチャード・ワイズマン教授は、「成功したのは、ただ運が良かっただけではなく、『運を引き寄せる法則』がある」と言っています。成功するには、新しいことを積極的に取り入れ、社交的で、些細なことを気にしすぎないことが大切だそうです。

私は幸せになりたい!そして誰かを幸せにしたい!

そう願う人はたくさんいるでしょう。人を幸せにできる人は、自分のことが好きで今が幸せだと感じている人です。訓練の中では、「よく理解している人」であれば他の人にも教えることができます。なかには「教えると損だ」という人がいます。人に惜しみなく教えることで、自分ももっと分かるようになっていきます。分かることがあれば、どんどん人に教えていきましょう。

人間関係も働く上では大切なことです。教え合いの中で注意することは「相手が教えてほしいと思っていることだけを教えること」です。それ以上はお節介と思われたり、自分本位になってしまったり、『こんなに自分はできる・分かる』と自慢になったりしてしまいがちです。相手のことを思いやる気持ちを大切にしながら教えることで、自分も学び直せることに感謝できるといいですね。前向きに挑戦したり、さらに直感を研ぎ澄ましたりするには、家にこもっていてはいけません。もちろん、人に教えることも家に一人でいたらできないことですね。外に出て、新しいことやワクワクさせてくれること、素敵なことにめぐりあって、様々なチャンスをつかんでいきたいものです。