岐阜県多治見市にある「C-POWER WorkingSupport ドーラ」は身体、知的、精神などの何らかの障害がある18歳から65歳の方が就労を目指して取り組む就労移行支援事業所です。
ドーラ(DOLA)とは、「Design Of Life Academy」の頭文字をとって名付けた事業所で、障害のある方が自分自身のこれからの人生と向き合い、生きるために何を学び、社会の中でどう自立して生きていくかを考え、「自分の人生設計をしていく場」です。
ドーラの講義の1つをご紹介いたします。
【トリビア】
今回の「トリビア」では「暮らしに役立つ色彩心理」を学びました。私たちの身の回りには様々な色が溢れています。
どこにどんな色の物を取り入れると良いか、色の作用を知って暮らしを豊かに、気持ちを整える工夫について考えました。
赤
≪ポジティブ≫エネルギッシュ・活動的・情熱的
≪ネガティブ≫感情的・怒り・衝動的
≪上手な取入れ方≫朝が苦手な人は、タオルやスリッパを赤色にしてみましょう。
自信がない・やる気が出ない・元気が出ない人におすすめの赤色。交換神経を刺激し、血の巡りを促す「赤色」を身の回りのアイテムに取り入れてみましょう。
一部に赤色が使われているネクタイ・ベルト・バッグがおすすめです。赤色の割合が多いと逆効果になるので、赤色はアクセントとして使ってみましょう。
橙
≪ポジティブ≫明るい・健康的・向上心
≪ネガティブ≫おせっかい・甘えられない
≪上手な取入れ方≫明るさの欲しいときには、オレンジの花や絵を飾ってみましょう。
人付き合いが苦手と感じる人には、オレンジ色がおすすめです。
社交性を高めるオレンジの小物(財布やペンケース・バッグにつけるチャームなど)を取り入れましょう。鮮やかな色が苦手な人は淡いオレンジ色でもOK!スマホケースや待ち受け画面にオレンジを取り入れるのもおすすめです。
黄
≪ポジティブ≫陽気・天真爛漫・頭の回転がはやい
≪ネガティブ≫落ち着きがない・傷つきやすい
≪上手な取入れ方≫家族の会話を増やしたいときに、家族が集まる場所に取り入れてみましょう。
オレンジや黄色が入ったテーブルクロス・ランチョンマットを使うと食欲増進につながります。
コミュニケーションを促す色でもあるので、会話も弾むことでしょう。
淡いオレンジではなく、鮮やかなオレンジ色を選んでみましょう。
青
≪ポジティブ≫冷静沈着・理性的・誠実
≪ネガティブ≫固い・冷たい・義務的
≪上手な取入れ方≫焦っているときには洗面台の付近に取り入れてみましょう。
仕事や勉強で集中力を高めたいときには、鮮やかな青&黒をアクセントに取り入れてみましょう。黒色が多過ぎても圧迫感を感じやすいので、黒色の面積が多くなり過ぎないようにしましょう。
水色
≪ポジティブ≫清涼感・開放感・爽やか
≪ネガティブ≫現実逃避・用心深い・妥協
≪上手な取入れ方≫開放感を取り入れて自由な気持ちになりたいときに枕・ベッドカバーに取り入れてみましょう。
緑
≪ポジティブ≫自然体・平和主義・安全
≪ネガティブ≫自己主張がない・プレッシャーに弱い
≪上手な取入れ方≫イライラしたり怒りっぽくなったりしやすいときには、観葉植物・カーテン等に取り入れてみましょう。
人前に出ると緊張する・本番に弱い人にはおすすめの色です。リラックス効果が高く、心のバランスを整えてくれる緑色の小物を身に着けましょう。
また、冷静な気持ちをサポートしてくれる青色の服を着るのもおすすめです。上着やシャツ、ズボンやスカートなど何でもOKです。
小さな子どもの部屋はカラフルに!
色の刺激があることで、子どもの感性が豊かになります。子どもの部屋は全体を同じような色でまとめず、いろいろな色を入れてあげると豊かな表情が引き出されます。モノトーンだけの配色は避けましょう。
高齢者の部屋にはアクセントカラーをプラス!
落ち着いた茶色やベージュでまとめることが多いですが、アクセントに鮮やかで濃い赤色やオレンジが入ると、脳を刺激する効果があるとされています。
飾る絵や花の色、置物などに鮮やかな色を取り入れてみましょう。
まだまだいろんな色がありますね。「色彩心理」とは、色と人の心を紐解く学問です。色によって人々の暮らしを快適にしていく目的があります。様々な色の作用を知って、快適な暮らしを実現させましょう。