C-POWERグループでは毎月1回、地域の職業人をお招きし、「働くこと」を一人ひとりが考える時間を設けています。
今月もA型事業所TRIDのアシスタントが司会進行をして始まりました。
今回の講師は、社会保険労務士法人とうかいの望月拓弥氏です。
職業人講話は、C-POWERグループの取り組みの代表的なものであり、地域とつながりながら「働く」ということが学べるとても良い機会です。
毎回、職業人講話の目的を確認してから講話を拝聴しています。
講話の中で、望月氏は「大学時代は教育課程を学び、教育実習を経て先生になる道を選んだ。
しかし、その動機は「かっこいいと思ったから」と話されました。
教育実習で現場の先生から学んだことは「人の3倍勉強し、3倍取り組むことでやっと人に教えられる」ということでした。
望月氏は、友人との飲み会でいろんな話を聞いているうちに「自分は今まで教えることに満足していたんだ」ということに気付いたそうです。
できないことに気付き、自分に苛立ち、周りの人に申し訳ない気持ちになって自信を無くされたそうです。
自分がどこまでできるか試すことも大切だと、社会保険労務士法人とうかい様への転職を決意されました。
新しいことに挑戦することを選んだのです。
とにかくやってみる、上司に聞く、間違いまくり、謝りまくり、それでも働いていくうちにお客様との会話ができるようになったり、価値観が噛み合う爽快感を感じたりできるようになったそうです。
そして、努力することで自分が成長していく実感が増していったそうです。
「ここで辞めたらもったいない。もっと労務の勉強をしてみよう」と思って続けた仕事。
そしてそれによってお客様から「ありがとう」と言われることが増え、その言葉が嬉しくて頑張ることができているそうです。
働きとは自分の人生の一部だと言う望月氏。
上手くいっている時も、上手くいかない時も、すべてが自分の人生だという言葉が心に沁みました。
望月様、貴重なお話をありがとうございました。