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シパツウ - C-POWER通信

就労移行支援事業所C-POWERWorkingSupportドーラ講義のご紹介⑫

「毎日が記念日」

毎月1回、その月が誕生月の方を皆でお祝いしています。
「お誕生日おめでとう」というメッセージだけではなく、その人の「良いところ」を見つけてメッセージを添えた色紙をプレゼントしています。
何気なく過ぎる毎日でも、その日は誰かにとっての大切な記念日です。
一日を大切にする気持ち、1分1秒を大切にする気持ちをもてるようなきっかけになればと思っています。
この講義は「今日は何の日?」から始まり、いろんなことに興味がもてるようになるための訓練の一つです。
些細なことに興味をもつことで、会話の引き出しを増やし、雑談力を鍛えていきます。

今回は、7月の様々な記念日から、「世界人口デー」について考えました。

1987年7月11日、世界人口が50億人に達したのを機に、毎年7月11日は「世界人口デー」と定められました。
世界の人口は2019年の77億人から2030年の85億人(10%増)へ、さらに2050年には97億人(同26%)、2100年には109億人(42%)へと増えることが予測されています。
サハラ以南アフリカの人口は、2050年までに倍増(99%)するとみられています。
その他の地域の2019年から2050年にかけての人口増加率はまちまちであり、オーストラリアとニュージーランドを除くオセアニア(56%)、北アフリカ・西アジア(46%)、オーストラリアとニュージーランド(28%)、中央・南アジア(25%)、ラテンアメリカ・カリブ(18%)、東・東南アジア(3%)、欧州・北米(2%)となっています。
世界人口は増大を続けるものの、地域によって増加率に大きな差があるといえます。
2019年から2050年にかけ、最も大幅な人口増加が起きると見られるのはインド、ナイジェリア、パキスタン、コンゴ民主共和国、エチオピア、タンザニア連合共和国、インドネシア、エジプト、米国(予測される人口増が多い順)の9カ国です。
インドは2027年頃、中国を抜いて世界で最も人口が多い国になるとみられます。
最速の人口増加が見込まれるのは最貧国であり、それらの国では人口増加により貧困の根絶、不平等の是正、飢餓と栄養不良への対策、保健・教育のカバレッジと質の向上に対して、追加的な課題が生じます。
人口の増加によって、住む場所・畑・森・牧場・資源など様々な生態系が犠牲なると考えられます。
本来であれば、地球上のすべての人が食べるのに困らないだけの食物があるのに、その食物の収穫量の6割が家畜のエサとなり、貧しい国の人が食べられない状況にあると知りました。
牛肉1㎏をつくるのに、穀物が11㎏必要です。豚肉1㎏をつくるのに、穀物が7㎏必要、鶏肉1㎏をつくるのに、穀物が4㎏必要なのです。
私たちが美味しくいただいているお肉や野菜など、様々な食べ物を無駄にしないように、生活を見直したいですね。

そして、今の生活ができる日本に生まれたことに感謝し、毎日を大切に生きていきたいと思いました。