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就労移行支援事業所C-POWER
WorkingSupportドーラ
講義のご紹介⑫

DoLA

2019.07.10


「毎日が記念日」

毎月1回、その月が誕生月の方を皆でお祝いしています。「お誕生日おめでとう」という
メッセージだけではなく、その人の「良いところ」を見つけてメッセージを添えた色紙を
プレゼントしています。

何気なく過ぎる毎日でも、その日は誰かにとっての大切な記念日です。

一日を大切にする気持ち、1分1秒を大切にする気持ちをもてるようなきっかけになればと
思っています。

この講義は「今日は何の日?」から始まり、いろんなことに興味がもてるようになるための
訓練の一つです。
些細なことに興味をもつことで、会話の引き出しを増やし、雑談力を鍛えていきます。

今回は、7月の様々な記念日から、「世界人口デー」について考えました。

1987年7月11日、世界人口が50億人に達したのを機に、毎年7月11日は「世界人口デー」と
定められました。

世界の人口は2019年の77億人から2030年の85億人(10%増)へ、さらに2050年には97億人(同26%)、2100年には109億人(42%)へと増えることが予測されています。
サハラ以南アフリカの人口は、2050年までに倍増(99%)するとみられています。
その他の地域の2019年から2050年にかけての人口増加率はまちまちであり、オーストラリアとニュージーランドを除くオセアニア(56%)、北アフリカ・西アジア(46%)、
オーストラリアとニュージーランド(28%)、中央・南アジア(25%)、
ラテンアメリカ・カリブ(18%)、東・東南アジア(3%)、欧州・北米(2%)
となっています。

世界人口は増大を続けるものの、地域によって増加率に大きな差があるといえます。

2019年から2050年にかけ、最も大幅な人口増加が起きると見られるのはインド、
ナイジェリア、パキスタン、コンゴ民主共和国、エチオピア、タンザニア連合共和国、
インドネシア、エジプト、米国(予測される人口増が多い順)の9カ国です。
インドは2027年頃、中国を抜いて世界で最も人口が多い国になるとみられます。

最速の人口増加が見込まれるのは最貧国であり、それらの国では人口増加により貧困の根絶、不平等の是正、飢餓と栄養不良への対策、保健・教育のカバレッジと質の向上に対して、
追加的な課題が生じます。

人口の増加によって、住む場所・畑・森・牧場・資源など様々な生態系が犠牲なると
考えられます。
本来であれば、地球上のすべての人が食べるのに困らないだけの食物があるのに、
その食物の収穫量の6割が家畜のエサとなり、貧しい国の人が食べられない状況に
あると知りました。

牛肉1㎏をつくるのに、穀物が11㎏必要です。豚肉1㎏をつくるのに、穀物が7㎏必要、
鶏肉1㎏をつくるのに、穀物が4㎏必要なのです。

私たちが美味しくいただいているお肉や野菜など、様々な食べ物を無駄にしないように、
生活を見直したいですね。
そして、今の生活ができる日本に生まれたことに感謝し、毎日を大切に生きていきたいと
思いました。

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