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シパツウ - C-POWER通信

読書のススメ⑤

人にはそれぞれ、些細なことから大きなものまで様々な課題が存在します。
その課題を克服したり、目標を達成したりしながら、より良い幸せな人生を求めて生きています。

そんな皆様へお勧めしたい本をご紹介します。

  幸せになる勇気                  著者:岸見一郎・古賀史健

この本は、売上100万部を突破した「嫌われる勇気」の続編。
前作『嫌われる勇気』でアドラーの教えを知り、新たな生き方を決意した青年。
その彼が3年ぶりに哲人のもとを訪れる。
アドラーの教えを実践すべく図書館司書を辞めて教師となった彼が語る衝撃の告白。
それは「アドラーを捨てるべきか否か」という苦悩だった。
アドラー心理学など、教育現場でも現実社会でも通用しない机上の空論だとする彼に、「あなたはアドラーを誤解している」と哲人は語る。
哲人と青年の対話は、教育論に始まり、仕事論、組織論、社会論、人生論へと及び、最後には「真の自立」と「愛」というテーマが浮かび上がる。
そして、最後に哲人が説くのは、誰もが幸せに生きるために為すべき「人生最大の選択」についてだった。
果たしてその選択とは?
あなたの人生を一変させる劇薬の哲学問答、再び!
前作『嫌われる勇気』がアドラー心理学の地図ならば、『幸せになる勇気』はコンパスのような存在だと、あとがきで岸見一郎氏が語っています。
その言葉が物語るように、本書は理解と実践が難しいとされるアドラー心理学を日常生活に落とし込み実践するための助けになるような構成になっています。

テーマは「自立」

最初にこどもたちの教育の目的は「自立」であると語り、最後にも愛とは「自立」であると語ります。
そして自立に必要な「尊敬」「信頼」そして「愛」についてのアドラーらしい痛快な理論が展開されています。
また、前作で登場した3つのタスク「仕事のタスク」「交友のタスク」「愛のタスク」についても詳しく説明されており、より実践にそくした内容になっています。

「自立」とは何か、この本を読んで様々な角度から考えることができました。