視覚障害をお持ちの研究員の田中康生さんが、
手の感覚を頼りに作った「ぽんぽん」という
毛糸作品です。
いくつか別のモノも作っていますが、
今はクリスマスに向けて作品を制作中。

今回は職員と相談し、赤の毛糸をチョイス。
1時間以上かけ、
じっくりと専用の台座にクルクルと毛糸を巻いて行きます。
巻いて、
巻いて、
ウトウトしつつもまた巻いて。
巻き終わったものをドーナツ状にくっつけて。
毛糸ドーナツの側面にハサミを入れます。


職員にガイドをしてもらいながら、
慎重に何度も毛糸を切っていき、
最後に土台を外すと、
毛糸が飛び出てきたように丸い球体に早変わり。

康生さんの手の平の上に鎮座する可愛い「ぽんぽん」のできあがりです。
この可愛さ、
優しい手触りが、
どうかみんなに届きますように。